新たな生物生態写真取材車の高速道路テストを兼ねて、関越道、上信越道を経て上越市に行って来ました。
iPhone16ProMax
フォグランプと純正のグリップヒーターを新たに装備しました。往路は長野に入ってから雨。都内は汗ばむ陽気でしたが予報が雨だったので防水のバイクウェアで行ったのが幸いでした。
ここで大活躍したのがグリップヒーター。妙義山周辺は標高も高いので、雨が降る前から肌寒い感じでしたが、バイク屋さんが大急ぎで装着してくれたお陰で、雨でも手の冷えが抑えられて結構快適に走れました。
向かったのは上越市。連日雨予報だったのですが、降ったのは結局この移動日だけ。翌日は行きたかった場所、行ってみたかった場所に出向くことができました。
先ずは再訪したかった本山浄興寺。 歓喜踊躍山 浄土真宗興行寺というのが正式な寺院名で、浄興寺は親鸞が生きていた頃、陸奥国にあった時からの通り名のようです。
NikonZ8+NIKKOR Z 24-70mm f/4S
親鸞上人ゆかりのお寺で、戦国時代に何度か他の地で戦火に見舞われ、上杉謙信が自らのお膝元である上越に招致、庇護したそうで、東西の本願寺も含め、親鸞のお骨は全てこちらから分骨されたものなのだそう。(長野にあった際は川中島の合戦で戦火に見舞われたそう)
かつては真宗大谷派の別格本山の格だったそうですが、近年になり宗教法人内の派閥権争いにおける横槍がやはり色々とあるそうで、現在は浄興寺派という小さなグループだそうです。
NikonZ8+NIKKOR Z 14-30mm F/4S
拝観料もない非常にオーブンな寺院で、筆者が最初に訪れた際は、御住職自ら本堂前の掃き掃除をされてました。その際は親鸞の廟が補修の最中で拝観できなかったので改めて伺ってみました。
NikonZ8+NIKKOR Z 24-70mm f/4S
明治6年に6年の歳月をかけられて建立された親鸞上人本廟。やっと拝む事ができました。

NikonZ8+NIKKOR Z 24-70mm f/4S
本堂(重要文化財)も前回の礼拝時は柿葺き(屋根)の補修作業でしっかりと拝観できなかったので、数年ぶりの再訪は有意義な時間となりました。
NikonZ8+NIKKOR Z 24-70mm f/4S
上越市、特に旧高田市の旧市街は細く曲がりくねった道が多く、鈍色の街並みが素晴らしい。殆どが代替わりなどめお店を閉めてしまってますが、この風情ある街並みを残して欲しいと願って止みません。
NikonZ8+NIKKOR Z 24-70mm f/4S
生憎の曇天のでしたが、時折日差しが地表を照らし、えもいわれぬ情景を創り出していました。これは建物だらけの都市部では味わえない贈り物です。

NikonZ8+NIKKOR Z 14-30mm F/4S
走っているとパチンコ屋の廃墟(借主募集してる建物も)が多くありました。
そして向かった先は、以前自転車で巡った際ヒルクライムするには道の舗装が悪過ぎて断念した正善寺ダム。



NikonZ8+NIKKOR Z 14-30mm F/4S
人気のないダムで次第に暮れていく空を眺めながらののんびりとした時間。SUVスクーターにしたお陰で、訪れた先の行動範囲も格段に拡がりました。
最も驚いたのは300kmの距離を走行した後なのに、ライディングポジションが普通に座ってる状態と変わらないので身体の疲労が殆ど無かった事。
確かに160ccのスクーターなので、せいぜいスピードをだしても110km/h。高速では走行車線を走っていて遅すぎる車だけ抜く程度の速度しか出ませんが、元からスピードが出ないと考えると景色を少し楽しみながらのんびりとした心待ちで走れます。
ですが、兎に角疲れない。これは本当に驚きました。東京近郊の移動手段と考えていましたが、考えを改める必要がありそうです。これは良い意味で誤算でした。
割引がある内にETC取り付けておけば良かったな。苦笑