独眼流正宗

独眼レフを操る 下手っぴ写真愛好家の場末の毒舌ブログです。「頭の中に漠然とある感覚や印象を、気分や感情に左右される事なく、言葉や文字に置き換える時に、それらは初めて明確な意思や思考になる。」そのための自己反芻のようなモノでもあるので、興味のない方はスルーして下さい。

カメラの種類について(初心者向け)

独眼流を語る前に、カメラをこれから始める人向けにカメラの種類について触れておこうと思います。

 

 

現在、カメラは銀塩と呼ばれる昔ながらのフィルムタイプのものと、デジタルカメラがあります。

これからカメラを始める方、始めたばかりの方は、ほぼほぼデジタルカメラを買われていると思いますので、このブログでは「カメラ=デジタル」で統一し、フィルムタイプのカメラの事を書くときは「銀塩」「フィルムタイプ」と明記することとします。

 


まずカメラには大きく分けて2種類

 

一眼レフ

ミラーレス
などのレンズ交換式カメラ


ネオ一眼
コンパクトカメラ(コンデジ)
スマホの撮影機能など
のようにレンズを変えられないものがあります。

 


レンズ交換式カメラ


先ずは一眼レフ、ミラーレスなどと呼ばれるカメラについてです。写真を撮る趣味目的の人は大抵、このレンズ交換式のカメラを買い求めると思います。


一眼レフは大雑把に言えば、銀塩時代の35mmフィルムを用いる一眼レフカメラの記録媒体をデジタルに置き換えたものです。


構造的にレンズを通して入ってきた像をセンサーとファインダーの二系統に送るために反射鏡がカメラの中に仕込まれていると考えて下さい。
従ってファインダーにはレンズで見た実像が屈折して投影されます。

 

 


そしてこの一眼レフから反射鏡(レフ)を無くしたのがミラーレスです。


ファインダーは実像でなく小型液晶になりますから背面液晶と合わせて大小ふたつの液晶がカメラに着いている事になります。


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Nikonの一眼レフD750(左)とミラーレスのZ6
出展 Nikonホームページより

 

 

 

 


そして、ミラーレスで背面液晶に撮影も任せたファインダーレスのレンズ交換式カメラも数多く存在します。


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ファインダーレスのNikon1J5

 

 


レンズ非交換式カメラ


コンデジとは、デジタル版コンパクトカメラの略称です。
2003年頃までは、デジカメと言えばコンデジの事を示す言葉でした。その後、デジタルの一眼レフカメラが各メーカーから買い求めやすい値段で登場し、差別化のためにデジイチコンデジと呼称されるようになり、コンデジだけは未だにその時のままで呼ばれています。

 



コンパクトデジタルカメラ


小型軽量、そして手軽に持ち歩けるのがコンデジの良さです。
電源オンでカバーが開きレンズがニョキっと飛び出してくる…その機構が携帯性を高めてデジカメ創成期は雨後のタケノコのように新製品がどんどん発売されていたのを覚えている方も多いかと思います。


そしてネオ一眼と呼ばれるカメラがあります。これの原型はデジカメ過渡期に、携帯性を考慮せずに光学性能で画質に特化したデジカメがプロアマ問わず高評価されていた、その流れを汲んだものと思われます。
私も持っていた名機と呼ばれたCOOLPIX5000などは、形的にもその後のネオ一眼に近いモノがあります。

 


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Nikon COOLPIX 5000


コンパクトさもありませんし、レンズ交換も出来ないカメラですから、今の主流から考えると不便なカメラにも思えます。
しかし、私は「子供の成長記録を撮りたいけどカメラに趣味要素は要らないし、お手頃価格がよい」というお父さん、お母さんには、このネオ一眼を薦めています。

 

 

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現代のネオ一眼 光学125倍レンズ搭載のNikon COOLPIX P1000
出展 Nikonホームページより


サイズはご覧の通り大柄ですが、コンデジには搭載不可能な「光学40倍」や「光学100倍超」のレンズが搭載されていて、運動会や学芸会などあらゆる遠くから撮影しなくてはならないシチュエーションで活躍してくれます。
しかも値段はAmazonなどで2万円台から高くても10万円ほど。


子供の撮影は「記録」なので必要な時は少し大振りなカメラを持って行く事は吝かではないはず。携帯性や趣味性を廃して、撮影も簡略。失敗しない選択肢がネオ一眼であると思っています。


子供を撮ってるうちに、カメラが好きになったら、良いカメラを買い直すでも良いわけです。
初期投資が安ければ、次のステップの資金も残るわけですから。

 

 


スマートフォンのカメラ機能


ガラケー時代と違い、飽くまでも写メ用だった携帯電話の撮影機能は、スマートフォンではかなり高機能、高性能になりました。
このスマートフォンのカメラ機能は後にゆっくりと記事にしたいと思います。

 

 

 


あなたが必要としているカメラは、趣味性、拡張性、利便性、携帯性など様々な使用目的で変わってくると思います。


間違いの無い選択こそが、ステキなカメラライフの第一歩になります。慌てずじっくり考えてみて下さい。

 

 


メーカーによる違いを排する為に画像なNikonデジタルカメラに統一させて頂きました。