独眼流正宗

独眼レフを操る 下手っぴ写真愛好家の場末の毒舌ブログです。「頭の中に漠然とある感覚や印象を、気分や感情に左右される事なく、言葉や文字に置き換える時に、それらは初めて明確な意思や思考になる。」そのための自己反芻のようなモノでもあるので、興味のない方はスルーして下さい。

200円でカメラケースを作る

ウェブの質問掲示板とかに「予算◯万円でカメラを始めたい」などという質問があがると、決まって自称識者達が寄って集って、聞いてもいない「周辺機器にもお金がかかる」云々を書き連ねて、まるでカメラだけ買っても無意味であるかのような、やる気を削ぐ回答を並べる光景を頻繁に見かけます。

 

確かに周辺機器にもお金がかかるのは事実です。バッグ、三脚などは結構な投資が必要になりますが、大抵は「そんな低予算でカメラを始めようとするな(貧乏人は手を出すな)」と言わんばかり。

 

私は、あの手の質問掲示板に入り浸って、初心者に沿わない専門回答で知識をひけらかす人達が大嫌いで、このブログを始めたきっかけのひとつは「これから写真を始めたいと考えている人達に、無理なくカメラの愉しみを伝えたい」と考えたことも一因です。

 

 


フィルム時代と違い、現代のカメラはランニングコストがかからない手軽な趣味です。

27枚の写真を撮るのにフィルムに1000円、現像代に1400円みたいな時代から考えると、撮ったその場で上手く撮れているかの確認が出来て、ランニングコストも記録メディアの使い回しでほぼかからない現代は正に天国です!


確かにハイエンドの機材は車が買えるような値段ですが、メーカーがセット販売しているダブルレンズキットを買い、SDカード等記録メディアを用意すれば、すぐに撮影に入れます!


自称識者連中の言う、三脚だの、カメラバッグだのの周辺機器は後から揃えるとして、始めるにあたっては初期投資だけで充分楽しめる趣味だと思っています。

 


今のカメラやレンズには手ブレ補正機能がありますから三脚が無きゃ初心者はピンボケだらけ…なんてのは過去の話です。

カメラバッグだって、最初のうちは必要ありません。カメラを安全に目的地まで運べれば何の問題もないのですから。


最初の購入資金は丸々、カメラ本体とレンズに使ってしまいましょう!

 

これが当ブログのおすすめの写真の始め方です。趣味として本気になったら、そこに回す金額だって変わってくるものです。

 

そもそも、カメラを持ち運ぶための入れ物なんて200円で作れます。最初から高価なカメラバッグなんて要りません。カメラバッグだって重要ですから、間に合わせで安物を買ったりせずに、そこに一定の投資がしたくなったタイミングで機能とデザイン的に欲しいと思ったモノを買うのがベストです。

 

 

 


では、200円カメラケースを作ってみましょう!

 

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用意するのは、百均のお弁当ポーチと、床に敷くジョイントマットです。マットは2枚1組で売られていました。


必要な道具は、カッターナイフと定規、そして布のガムテープがあれば後は要りません。


まずは、お弁当ポーチの底の部分と同じ大きさにマットを切ります。

 

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手を切らないように…なんて当たり前の事は当ブログは端折ります。笑

 

 

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底のサイズにぴったり合いました。底敷きと蓋にしたいので、同じサイズのものをもう1枚用意します。


ちなみに定規はカッターで切るために使っているだけで、紙を折ってサイズを合わせる簡易型紙方式でサクサクと作業した方が効率が良いです。

 

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入れたいカメラの厚みを見て目分量でカットしました。

 

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四方の壁にするので、底用に切ったマットレスに合わせ切り出しました。
二方向はマットの厚み分だけ小さくしてあります。

 

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カメラを入れてサイズが大丈夫なら布のガムテープで貼り付けます。マットの外側はバッグの中で見えないのでがっつりとガムテープで形を作るくらいの気持ちで大丈夫です。

 

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作ってあった蓋を被せて、余白があったので小物ケースと充電器とコードを入れてみました。

 

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これで簡易カメラケース完成です!


強度的に頑丈なわけではありませんが、カメラは専用のバッグに入れていたとしても丁寧に扱うものです。カバンやリュックの中に入れたりして持ち歩く時など、暫くはこんな物で代用できます。


レンズは同じく百均のクッションポーチなどに入れておけば、いつでもカメラとお出掛けが出来ますね。

 

入れ物なんて、手間と工夫でどうにでもなります。たとえ最初の段階での資金がギリギリでも写真趣味は楽しめると思います!