独眼流正宗

独眼レフを操る 下手っぴ写真愛好家の場末の毒舌ブログです。「頭の中に漠然とある感覚や印象を、気分や感情に左右される事なく、言葉や文字に置き換える時に、それらは初めて明確な意思や思考になる。」そのための自己反芻のようなモノでもあるので、興味のない方はスルーして下さい。

ワイド端60mmで猫カフェも自由自在。SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM日常活用術。

SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSMのバズーカレンズの日常活用術として猫カフェに行って来ました。

 

お邪魔したのは猫カフェ「猫家(ねこや)大宮店」埼玉県さいたま市(←click)さん。猫と一緒に寛がせてくれるタイプの猫カフェで、スタッフさんの過剰な接客や、おやつ販売等の商魂逞しくガツガツしていないところなど、猫好きにとっては居心地最高です。

 

残念ながら猫家さんの大宮店は、この10月11日でcloseになり猫さん達は川越店の方にお引越しになるそうですが、撮影に関しては他のお客様を写し込まないような感じで自由に撮らせて頂ける自由度の高い猫カフェですので、猫好き、写真好きさんは是非閉店までに遊びに行ってみて下さい。勿論、ブログやSNSの写真掲載も自由にさて頂けますよ!

 

 

60-600mmレンズは目の前に来てくれた猫ちゃんから、カフェスペースの一番遠くにいる猫ちゃんまで殆ど動かないでも撮影可能です。望遠にすれば画角が狭くなるので、他のお客さんを完全にフレームアウトする事も容易になります。

撮影は全てNikon Df にSIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM。シャッター優先モードでISOは上限1600でオート。RAW現像はせずJPEG出しで掲載しています。

 

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撮影に入ってみて正直驚きました。実は、ここまで猫カフェフレンドリーなレンズとは考えていませんでした。

猫ちゃんを無駄に追っかけ回したりせず、彼らの警戒エリアの外から撮影出来るので、余計なストレスを与えずに済むのも筆者のような猫好きにとっては好都合。

 

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寝てる猫さんは望遠でそっと撮る事で無防備な姿が。これは嬉しいです。

 

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目線を貰える時も一定距離を保ったまま画角を調節出来るので、いきなりカメラを近づけて警戒モードに入られたりがありません。

 

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カフェの猫さん達は人馴れしている子が多いので野良猫のように警戒される事はありませんが、それでも目の前で撮影するより、こちらを意識していない自然な姿が写し取れます。

 

 

 

 

購入前は野鳥や飛行機など、用途が限られると考えがちだった超望遠ズームですが、60-600mmは使ってみたら便利の一言です。標準域が撮れる事で150-600mmより用途が一気に広がります。SIGMAが何故10倍ズームに拘り60mmをワイド端にしたのか?が、使ってみると一目瞭然。実際、重いし大きいし機動性の面からここまで多用するとは全く考えていませんでした。逆に言えば150-600mmなら近場が撮れないので、ここまで多目的に使えないので持ち運びの選択肢から外れることの方が多かっただろうと思います。

 

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曼珠沙華もこのレンズで撮ってみましたが、画角に困らないだけでなく、圧縮効果もあり密度のある写真に仕上がります。

 

レンズ交換の手間を省くために、超望遠と標準域のためにカメラ二台持ちにしている方が多いですが、持ち運びの重さは同等。二台を肩から下げる煩わしさを考えたら60-600mmで済ます選択肢は大いに有りだと思います。

勿論、高額機材至上主義の方で「大三元やそれに準ずるレンズしか認めない」という方には論外でしょうけど。

機材選択に雁字搦めになってフットワークが重くなるくらいなら、この超望遠便利ズーム一本を携えて色々な所に撮りに出掛ける方が得策ではないか?と、思うのです。