今年は春の花を、密を避けながら満喫できましたが、緊急事態宣言解除を皮切りに、また感染者が増えるのは必死。いつまた移動自粛になるかわかりませんのでプチ旅行、プチ登山に行ってみました。
この時期、まだ人が少なそうな棒ノ峰を望む白谷沢で、沢登りを楽しんできました。
この記事の写真は全てNikon Df とAF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRによるものです。
スタートは名栗湖(有間ダム)です。
ノーラ名栗、さわらびの湯バス停からダム方面へ登って行き堰堤を渡ります。戦国時代の忍城攻めで作られた石田堤を除いて、埼玉県では唯一のロックフィルダム。
洪水吐の横の桜は丁度満開を迎えていました。
白谷橋登山口はその先にあります。見切れてますが左手には登山届を入れるポストもしっかり設置してあります。
春の穏やかな気候の中、暫くは登山道ハイキングが続きます。
御神木の裏には小さな社がありました。
藤懸の滝が見えるといよいよ沢登りの始まりです。春先なので水量は少なめです。
倒木もあり一瞬ガレ場風に見えますが、浮石などは殆どありませんでした。
新芽の緑が、春の訪れを感じさせてくれます。
本来ならまだ肌寒い時期ですが、日が照ると汗ばんで暑いくらいの陽気。
天狗の滝からゴルジュ帯に。沢登りのテンションは一気に上がります。
結構険しいですが、鎖と補助ロープが完備されているので安全に登れます。
ただし端が短くなって千切れたロープを前の人が使ったままにしていた事があり、カメラの一脚を使って手繰り寄せたりしなければならなかった箇所がありました。ロープは必ず次の人の為に垂らして先に進みましょう!
ゴルジュ帯の岩肌にイワウチワの花が咲いていました。
白孔雀の滝で沢登りは一段落。沢沿いの道を登って行きます。
まだ緑に覆われていませんが、カメラ片手のゆるクラ△にとっては、どこを切り取ってもフォトジェニック。
沢を抜けた先で一旦舗装された林道にぶつかります。その先の登山道にはカタクリの花が咲いていました。
ゆるクラ△的にはその先の岩茸石で棒ノ峰山頂へは行かずに河又バス停方面に下ります。
滝ノ平尾根は眺望の殆どない樹林帯をひたすら下ります。丸太の階段の土が痩せてハードルのようになっていたり、関東ローム層の赤土ならではのスリッピーな急斜面が続き、楽しくテンションが上がる沢登りより数段ハードです。
さわらびの湯まで戻ると満開の桜が名栗川(入間川)を彩っていました。
春を満喫できる素敵なゆるクラ△になりました。
棒ノ峰(棒ノ折山)は登山ガイドでは中級以上となっておりますが、滑らない沢登り登山に適した防水登山靴や装備があれば、ゆるクラ△の体力でも楽しめます。
下山用にトレッキングポールがあると便利だと思います。
皆さん、怪我なく安全な登山を!