筆者は裕福ではないので、なけなしのお小遣いでチマチマと機材を増やしているのですが、同じような境遇の方々に、少しでも機材購入の判断材料や、購入の為の日々の涙ぐましい貯金の励みになれば…と、思って拙い作例集を載せていたりします。
今回はSIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSMのテレ端限定作例集です。
はっきり言えば、D6が買えて、AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VRと1.4倍、2倍のテレコンをポンっ…と買えるような人には、貧乏ブログの拙い作例集など屁みたいなものでしょう。
プロの使用感でも、D6に400mm f/2.8とAF-S TELECONVERTER TC-20E IIIの2倍テレコンで「ハチゴローと変わらない」というくらいなのですから、E Ⅲテレコン恐るべしです。
ですが、当ブログの基本姿勢は「貧乏人の、貧乏人による、貧乏人のためのブログ」です。
機材を頻繁に買い足し、頻繁にマウントまで換えてしまうような金満レポートは、リッチブロガー達にお任せして、飽くまでも「頑張れば、僕も私も手に入れられる機材」のレポートに徹したいと思います。
写真は例によってNikon DfにSIGMA 60-600mm を装着。RAW現像はせずJPEG出ししたものをブログ用に圧縮。撮影はマニュアルモードでテレ端の600mmで撮られた写真のみです。
1/2000秒 f/6.3 ISO800 手持ち撮影
先ずは、鉄道風景写真ならぬ翡翠風景写真。翡翠が遠過ぎて解像は微妙ですが、写真全体としては、まずまずのメリハリと仕上がりになっていると思います。
1/2000秒 f/6.3 ISO400 手持ち撮影
フェンスに留まった雀。テレ端解放での前後のボケ感が判る仕上がりになったと思います。やや暗かったり、ISOを上げると2線ボケみたいになるSIGMA 60-600mm ですが、そこそこ晴れた日でISOを上げなければ割と素直なボケ味だという事が最近わかってきました。
1/2500秒 f/8.0 ISO360 手持ち撮影
クロツラヘラサギの水浴びです。背後に人工の構造物があるので少し暗めにしてバタつくのを待ちました。
1/1000秒 f/6.3 ISO3600 手持ち撮影
シジュウカラです。写真としては平凡ですが背後の玉ボケで、レンズの感じが掴めるのではないかと。ISOが異常に高いのは玉ボケを狙っての事です。
1/1000秒 f/7.1 ISO320 手持ち撮影
コゲラは、木の上で比較的留まってくれるので割と撮り易い子です。日差しのある日だったので少し絞って撮る事ができました。後ろの枝のボケ感も煩くない感じです。
1/1000秒 f/6.3 ISO5000 手持ち撮影
ヒヨドリですが、高感度撮影のテストを兼ねてISOを上げまくって撮ってみました。ヒヨドリ自体は解像してますが、やはりノイズが出て背景のボケが汚くなりますね。
個人的な感覚ですが、ISOは800くらいまでが常用域で、3200くらいまでが緊急用と考えてます。
1/2000秒 f/6.3 ISO1600 手持ち撮影
バラと赤とんぼ。曇天なのでISOを上げめで撮ってみました。標準レンズで撮ると被写界深度が浅過ぎてボケボケになる所ですが、花全体をしっかりと描写してくれてます。
1/2000秒 f/6.3 ISO800 手持ち撮影
翡翠を撮りましたが、少し遠めなのでトリミングしてみました。
Nikon Df は抑画素機ですが、同じフルサイズセンサーでも、D850 のようなトリミング耐性に優れた高画素機だと、もっとくっきりと解像するのではないかと思います。
実はSIGMA 60-600mm は写活にフル活用しているので、テレ端でかなりの枚数を撮影をしているのですが、今回は参考になりそうな写真だけ厳選してアップしてみました。
60mmという標準域も撮れてしまうのが、このレンズの凄いところです。
60mm 1/500秒 f/6.3 ISO400 三脚撮影
600mm 1/500秒 f/6.3 ISO400 三脚撮影
三脚に固定して、水車を狙ってワイド端の60mmとテレ端の600mmで撮影してみました。どちらの描写も実用には充分なレベルです。
SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSMは、高画素機の方がこのレンズのポテンシャルを活かせるのかもしれません。そのような活用法も、いつかこのブログで紹介できれば良いと思っていますが資金的には筆者には難しいです。苦笑
D850だけでなく、フラッグシップのD6あたりと組み合わせたら、いったいどんな仕上がりになるのでしょう?金満ブロガーさんの誰か、やってくれないかなぁ。笑