コロナ禍で撮影外出もままならない昨今、みなさんはどんな写真活動されてますか?
筆者は出掛けられないなら室内活動ということで、ブツ撮りに勤しむ事にしました。
元々、子供の頃にやりたかったのが、月刊Gunのような拳銃フォト。カメラはあっても、撮影用の照明設備も、チャチに見えないリアルなモデルガンも高価で手が出ず、いつの間に忘れていた「やりたかったこと」になってしまっていました。
©️月刊Gun 国際出版株式会社
とはいえ、パッと撮って良く写るようなモデルガンやガスガンは、相当お高いのは今も変わらずです。それなりに塗装、その他に手を入れなくてはおもちゃを撮った感じになるだけで、被写体として魅力的にはなりません。
練習がてら造形はしっかりしているけど少々プラスチッキーな中古モデルガンを入手しました。
ちなみに筆者が好きなのは、リボルバーではCOLT Pythonや、Smith & WessonのM19シリーズの系統である357マグナム弾を使うフレームが巨大過ぎないもの。そして自動拳銃ではガバメントモデルとして有名なCOLTの45口径M1911。特にA1言われる1926年代以降に作られた軍用の無骨なタイプが大好きだったりします。
そして、もう一つが今回入手したイタリアのPietro BerettaのM92シリーズ。改良されたり、アメリカ軍に採用された際に独自の名称が与えられたりでモデル名が複雑ですが、ベレッタM92Fなどと呼ばれる事が最も多い9mm口径の自動拳銃です。
このベレッタM92シリーズは、ダイハードでジョン マクレーンが、リーサルウェポンではリッグス刑事が劇中でこれでもか!と、撃ちまくった事で、アメリカだけでなく日本でも80年代後半から人気が爆発しました。
モデルガンメーカーのマルシンが作るM92Fは造形がしっかりしていますが、一眼レフなどできちんと撮ろうとすると、質感がリアルに写るためにかなりプラスチッキーになってしまいます。
通常分解したスライド部分です。
手前に置いた金属製のマガジンと比べたら、簡易的なiPhone撮りでも樹脂っぽさ丸出しです。
そこで先ずは塗装をし直す事にしました。
このキャロムショットのブラックスチールは、ただスプレーしただけだとただの黒ですが、スポンジ研磨材で磨いて、メラミンスポンジで艶出しすると、光の当て方ではなかなか素晴らしい光沢がでます。
スライド上部、ベレッタの特徴のひとつである剥き出しになっているバレルだけ、サッと塗装して磨いてみました。室内灯でもなかなかの光沢が出ています。
火薬で発火して遊ぶ用ではなく、撮影用のよりリアルに見えるダミーカートも入手しました。
暫くは、銃の塗装などの準備をしたり、写活のための細やかな楽しみができました。
つづく