今月は、筆者の大好きなColtのガバメントモデル、1911A1です。
写真の雰囲気は、まだこの銃が正式採用だった頃に海兵隊に所属していた退役軍人の書斎。先ずは、そのイメージで撮ってみました。
今後さらにブルーイングなどのブラッシュアップをして再度撮影してみたいと思っています。
原型モデルはマルシンのモデルガンになります。
1911A1は、とても高価なモデルガンも存在しますが、これは普通のモデルです。金型は当時倒産した鈴木製作所のを買い取って作っていたモデルだった筈です。細かいディテールや塗装、仕上げなどは粗い感じです。
個人的には古い軍用モデル、GIコルトと呼ばれるタイプが好きなのでオークションで1000円で無印のグリップを購入しました。
そのままだと着かないので削って形を合わせる必要がありますが、ディテールは官給品の無骨さが加わって、良い感じになるのではないか?と。
では、官給品らしく使い込まれてピカピカに摩耗した感じに仕上げていきたいと思います。
先ずは1911A1のガバメントモデル特有のスライド全部の窒化処理を再現するためにマスキングをして徹底的に表面を磨き上げていきます。
次はスライド右側のオモチャメーカーの刻印消しです。
この程度の浅い刻印であれば、瞬間接着剤をパテ代わりにして平らに磨けば完了です。
前回同様、軽く塗料を噴いて磨き上げていきます。
軽く表面を研磨して、メラミンスポンジで磨きあげていきます。この作業、やる前と後ではまるっきり雰囲気が変わるので、やっていて楽しい作業です。
ネジ穴の位置がまだ微妙にズレているのでグリップのネジが止まっていませんが、組み上げて様子を見ます。使い込まれて、その都度清掃されピカピカになった感じを狙ってみました。
前回のベレッタと並べてみます。最近の銃であるベレッタと、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争なんかで使われたかもしれない年代物のコルトの差が出せていれば、しめたものです。
1911A1は後日、更に塗装を加えて別のシチュエーションでも撮影予定です。
緊急事態宣言解除で外撮りも可能になりましたが、暫くは技術的にも学べるブツ撮りを合成なしで続けてみようと考えています。