独眼流正宗

独眼レフを操る 下手っぴ写真愛好家の場末の毒舌ブログです。「頭の中に漠然とある感覚や印象を、気分や感情に左右される事なく、言葉や文字に置き換える時に、それらは初めて明確な意思や思考になる。」そのための自己反芻のようなモノでもあるので、興味のない方はスルーして下さい。

さらばE4系 Max!長い間お世話になりました。

筆者の母方の田舎は新潟県だったので、上越新幹線には大宮始発の開業当時から数限りなく乗車しました。

それ以前のエル特急ときと比べて所要時間は半分以下。しかも、在来線の特急は冬場の豪雪地帯の運行は臨時停車のオンパレード。到着が3時間くらい遅れるのは当たり前だったので、冬季でもほぼ定刻通りに到着する新幹線の開通で移動が猛烈に楽になったのを覚えています。

そしてE4系 Maxときです。97年のデビューと同時に新潟に向かう事が増えました。年齢的に親族の葬儀がや法事が増えたからです。とは言え、大往生に近い葬儀のため、あまりしんみりとしたイメージはなく、なんとなく親戚を集めて食事会をするような感覚です。二階建てのMaxは当時は最新!ですが二階建ての宿命で社内販売は貧弱だったので駅弁や飲み物を東京駅で買うのが恒例になったのを思い出します。

f:id:muramasachang:20210927165825j:imageMaxとき NikonDf ×  SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 

そのMaxも時代の流れで引退です。北陸新幹線で使われているE7系への置き換えだそうです。駆動系が最新というだけでなく、全席充電用のコンセントを装備した最新車輌に明らかに押されていた感があります。

f:id:muramasachang:20210927170804j:imageMaxたにがわ NikonDf × SIGMA 60-600mm F4.5-6.3

考えてもみてください。都内で新幹線に乗る前にスマホを使い、新幹線に乗って約2時間。さらに現地で仕事でスマホを使うとなると、充電が保たないのです。新潟に行く際に、わざわざ北陸新幹線上越妙高駅まで行き、そこから特急で新潟に行く人が増えました。開業当時は乗降客数で心配されていた上越妙高駅ですが、乗り換え需要で人の動きがある活気に溢れた駅になりました。

f:id:muramasachang:20210927170911j:imageとき NikonDf × SIGMA 60-600mm F4.5-6.3

室内整備を改造するより、最新車輌に置き換えた方が安上がりなのでしょう。ただ、できればカラーリングは上越新幹線オリジナル車輌を用意して欲しいと思います。濃紺を深緑にしたり、金色を朱鷺色のラインにするだけで充分に上越新幹線っぽくなると思うのですが。

長野新幹線の一部の列車が同じ車輌なのは、北陸新幹線長野新幹線の延長で作られたからです。同じように東北新幹線が延長された北海道新幹線が同色の車輌なのもわかります。

ただ、上越新幹線は全く別の路線なので、乗り間違い防止の観点からもオリジナルカラーにすべきと思うのです。

 

無関係ですが、北陸新幹線上越妙高駅信越線の脇野田駅というこじんまりとした駅に隣接して作られ、在来線もそちらに引き込まれました。

今は脇野田駅でも信越でもなくなり、えちごトキめき鉄道上越妙高駅となりましたが駅完成から北陸新幹線開業までの数ヶ月間だけ脇野田駅として運用された時期があります。

その時の貴重な写真が残っていますので、おまけで掲載しておきます。

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Max ラストランまであと4日!お疲れ様でした!