コロナ禍が終わって初のお花見シーズン。各地、人でごった返しているので、ここは人払いを考えず敢えて人を撮ってみることにしました。この手の写真はめちゃくちゃカメラが重くなりますが、標準域から超望遠まで一本のレンズで撮れるSIGMAの60-600mmが便利です。
街中のスナップも圧縮効果でこの通り。筆者が撮るのは雑踏であって、昨今のストリートフォトのようにアカの他人様を堂々と被写体にするつもりはありませんが、それでも600mmは人に不快感を与えない距離で撮れるのでとても重宝します。
60mmで風景を、そして600mmでは橋の上の人間模様が撮れるレンズです。
600mmの使い方は、柵などで覆われているような近寄れない場所に咲いている植物の撮影にも威力を発揮します。
適度な圧縮効果もあるので、標準レンズで撮ると図鑑写真的になりがちな場所に咲いている花でも、少し雰囲気が作品風になります。
人払いできない場所では、敢えて人を活かして撮る。標準レンズだと雑然とした写真になりがちな場所でも、望遠で少し離れて撮ってみると雰囲気が変わって面白い写真が撮れたりする事があります。
予測可能な定番スポットに行って写真を撮るより、望遠が活きる場所を探しながら散策する方が個人的には有意義だったりします。
絶景だけが絶景ではない。だから写真は面白い。