写真を撮りに行く時には、明確なテーマがある日と、そうでない日があると思います。
例えば昭和記念公園にキバナコスモスや曼珠沙華を撮りに行くとします。園内に入って直ぐにお目当ての被写体があるわけではなく、広い公園内を延々と歩かなくてはならない事が殆どです。
勿論、目的の場所までの間も目ぼしい被写体を探しながらかと思いますが、こんな役立つモデルさんが同行してると、ちょっと楽しかったりします。
NikonDf + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
そう。我らがダンボーさんです。普段は写真を撮ろうなどと思わないものであっても、彼が立たせられる場所だと思わず写真を撮りたくなってしまいます。
NikonDf + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
なんの変哲のない立ち木の樹洞でも…
NikonDf + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
あまり写真映えしなくて普段はスルーするような百日紅(サルスベリ)を背景にしたり…
目的地までの道のりが普段より楽しめたりしました。
NikonDf + Tamron SP AF90mm F/2.8 Di(272ENⅡ)
NikonDf + Tamron SP AF90mm F/2.8 Di(272ENⅡ)
NikonDf + Tamron SP AF90mm F/2.8 Di(272ENⅡ)
目的であった曼珠沙華が、数日続いた暑さでほぼ枯れかかっていても、彼が項垂れて立っているだけで、ちょっと面白い写真になりました。
NikonDf + Tamron SP AF90mm F/2.8 Di(272ENⅡ)
NikonDf + Tamron SP AF90mm F/2.8 Di(272ENⅡ)
NikonDf + Tamron SP AF90mm F/2.8 Di(272ENⅡ)
NikonDf + Tamron SP AF90mm F/2.8 Di(272ENⅡ)
勿論、全ての写真をダンボーと撮るわけではありませんよ。彼が必要ない被写体にまで写り込ませる事はないのですから、撮るべきものはキッチリと向き合わなくては本末転倒です。
だだ、なんとなくですが、彼を置く事で普段は撮ろうとも思わない被写体に新たな光を当てる事が出来るような気がしました。
それにより被写体を捉える目も少しずつ養えるのではないか?と、思ったのです。
素晴らしい大自然の中であっても常に彼を置いて撮る…みたいな事は個人的にしたくはありません。ただ、被写体に恵まれない日には、彼の存在はちょっと面白いと思いました。
被写体に困った日には、彼にご登場願うのも一つの楽しみ方なのかもしれません。