新しいカメラを導入した際、サードパーティレンズのピント微調整が欠かせません。メーカーにカメラと一緒に送れば完璧に合わせてくれるようですが、マウントアダプターで流用している状況ですし、なによりおニューのカメラが手元を離れてしまうのは寂しいものがあります。なので筆者はセルフで調整します。
SIGMAはパソコンでピントを弄れるドック機能がありますが、筆者はカメラ側で合わせています。
NikonZ8+FTZⅡ+SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM ピント微調整前
ピン甘は最初から気づいていましたが、買い替え当初はミラーレスの扱いに不得手である事が理由のひとつでもあると思っていました。カメラに慣れてきたタイミングで、やはりピントがかなり甘い事がわかったので軽めに調整してみました。
ピント合わせ用のチャートなどもありますが、筆者はその辺にある字の書いてある何か…で調整してます。大雑把ですが、それでも効果は充分でるからです。
NikonZ8+FTZⅡ+SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM ピント微調整後
自宅でカメラを三脚などで固定して、撮っては調整を繰り返すだけですが、かなり改善します。これ以降はピント微調整後の写真のみ掲載します。
600mmのテレ端でこの大きさのヒヨドリ。本来、野鳥撮影としては暗いし遠いし狙うべき個体ではありませんが…
拡大してみると、この悪条件にしては結構しっかり写ってます。ピント微調整、してやったりと言ったところでしょうか。
結構、日照的に好条件、適度な距離で撮れたジョウビタキのメスは…
なかなかのガチピン具合で、しっかり解像しています。
縦構図で図鑑的な特大トリミング仕様にしてもいけそうです。しっかりと羽毛が描かれています。
ピントがしっかりしてると、周りの景色から被写体がしっかりと浮かび上がるので、写真自体も雰囲気が良くなります。どのような場所にいるのか?を写し込む事で「野生動物である事」がしっかりと写真から読み取る事ができるのです。
ちょっと面倒くさい作業ですが、カメラ側で弄るだけでも格段に精度が上がります。筆者は撮った写真に眠さを感じたら、軽めの調整を都度するようにしてます。