購入1ヶ月程度で、まだ不満らしい不満も見えていない状況でZ8の大幅アップデートがきました。
Nikonのアナウンスは
被写体検出に新たに追加した「鳥」専用のモードでは、さまざまなシーンでの鳥の検出性能が向上し、野鳥撮影をより強力にサポートします。また、あらかじめ設定した撮影条件を被写体が満たすことで自動で静止画・動画撮影できる「オートキャプチャー」機能も追加し、ユーザーの撮影の選択肢を拡げます。
さらに、複数枚のRAW(NEF)ファイルを専用ソフトで合成することで高い解像感の写真が得られる「ピクセルシフト撮影」も追加。16コマ、32コマでは約1億8000万画素の高解像度画像を得ることができるため、細かい装飾が施された建築物や美術品、昆虫の複雑な模様や構造といった被写体の色や質感、構造などのディテールを細部まで丁寧に描写することができます。
また、「リッチトーンポートレート」の追加によって、肌のディテールを描写する豊かな階調のポートレート撮影を実現。さらに、「美肌効果」をはじめとした他の機能との組み合わせにより思い通りの画作りをサポートします。
カスタムボタンに割り当てられる機能や操作ボタンのさらなる拡充、さらに、シャッターボタン半押しでの拡大表示の解除機能などの追加により、操作・機能面での使い勝手も向上しています。
…だそうです。
確かに、動物認証はありがたいけど、こと鳥に関してはそこまで高性能じゃないなぁ…とは感じてました。今回の鳥専用モードがどれだけ性能が上がったか楽しみではあります。
個人的に、筆者が一番歓迎なのは「シャッターボタン半押しでの拡大表示の解除機能」です。マニュアルフォーカス時に拡大解除するために、親指の位置を大幅に変えてボタンを押すと、微妙にカメラが動いてしまう。折角、本体手ブレ防止でオールドレンズなどを手持ちで撮れるのに…と思っていた所だったので、このユーザーフレンドリーな機能追加は嬉しい限りです。
何よりも新機能を搭載したから買い替えて…でなく、Z9、Z8をメーカーが熟成させていく姿勢が頼もしい。Nikonの開発陣が言っていた「10年使えるカメラを目指した」は、あながち大風呂敷ではない事が証明されている感じがします。
確か、Z9の方は既にVer.4.幾つまでファームアップをされている筈。売りっぱなしにしない企業の姿勢は、とても安心感があります。
元々、マウントの変更はユーザー目線で喜ばれない…と、一眼レフ時代に様々な過渡期がありながらFマウントを堅守したNikonですから、安心できるというのもありますが。
ファームアップが判る程度に使い込んでから再リポートします!