今日は休みを利用して、バーベキュー広場でデイキャンプをしてきました。案の定、この天気なので夏休み中にも関わらず、人はほぼ皆無。ぼっちソロキャンプ気分を満喫できました。
朝イチはご覧の猛暑状態。石がゴロゴロした場所でペグが打ち込みづらいですが木陰に避難する事にしました。
もう一つの目的は、ほぼフル装備で生物生態写真取材自転車を動かす事です。
耐火性能の高いTCポリコットン製で総重量5kg超のテントとカメラに60-600mmズームを含めたレンズ3本。焚き火台や調理具、イスとテーブルといった装備を積んでの初めての往復30km走です。
NikonZ8+FTZⅡ+SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM
NikonZ8+FTZⅡ+SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM
NikonZ8+FTZⅡ+SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM
案の定、鷺類と茂みにカワラヒワがいるくらいでしたが、焚き火の炎を眺めながら今後の趣味の在り方などをのんびり考えてみました。
最近、写真ブログでありながらアウトドア方向に舵をきっているのには訳があります。
元々、写真もスポーツ自転車も子供の頃からの趣味ですし、アウトドアも車の免許を取って直ぐに始めた趣味でした。
しかし、残念ながら写真は「撮れ高を確認しながら誰にでも撮れるモノ」になってしまって、フィルム時代のように、きちんと理論と方法を理解した者だけが経験と創造力を積み重ねてプロになる世界ではなくなってしまった…と、言っても過言ではないでしょう。
メーカー公式ホームページで推されているプロまでもが、カメラを始めて数年といった人達ばかり。良し悪しの定義すら曖昧な素人が素人を評価するSNSで人気になったからプロ…みたいな人達が多くなりました。しかも、撮った写真をゴテゴテと不自然に弄り回して、肉眼では見た事がないような色味や奥行き感にしているような人達も沢山います。
それが悪いとは言いませんが、果たしてこれがピアノなら、歴数年の人間がスタインウェイやヤマハのホームページで推しプロになるでしょうか?職人や料理人の世界なら、まだ修行中で一人前とも扱って貰えないようなキャリアです。
長年、写真を趣味にして一時期は依頼で頻繁に撮ったりしていた事もありました。が、残念ですが写真は些か浅い世界になってしまいました。10年以上前からこの懸念はありましたが、それが今や本流になってしまったのです。
なので、筆者は好きな事を好きなようにやる。好きなアウトドアをしながら、のんびりシャッターチャンスを待つ…そういう感じに完全に移行した方が幸せに思ったのです。
漠然とそんな事を考え始めて、可搬性の高い自転車探しを開始して一年と数ヶ月…ようやく販売数の異常に少なかったENVOYを入手しました。
写真を趣味にしていますが、撮れ高のためにルールから逸脱するような人達が好きではありません。よく報道されるモラルだけでなく法律までも無関係といった感じで、撮る事を優先する一部の鉄道オタクの様な連中は論外ですが、それだけでなく公園の通路を三脚で占拠して長時間暇そうに野鳥を待ってるような人達も正直好きではない。
自転車の方もここ10数年ブームになり、15km/hという制限がある護岸路などを、何台も連なって爆速している競技者気取りの連中が増えて、段々とフェードアウトしてしまったのです。
筆者は、公共の場での身の置き方、周りへの配慮が出来ない人が嫌いなのです。(なので知り合いは多勢いますが、友達は非常に少ないです)だから、同行者の動向などに気を揉みながらでなく、独り気兼ねなく活動する方が性に合っているのですね。人が嫌い…ではありませんが、独りが楽です。
テントをセッティングしてから買い出しに行き、大量の飲み物と冷凍ちゃんぽんを買って来ました。こんな雑な焚き火メシでも気兼ねする事がない「お一人様」はやっぱり楽です。
良い休日でした。
このページに掲載された注釈のない全ての写真はiPhoneXで撮ったものです。