独眼流正宗

独眼レフを操る 下手っぴ写真愛好家の場末の毒舌ブログです。「頭の中に漠然とある感覚や印象を、気分や感情に左右される事なく、言葉や文字に置き換える時に、それらは初めて明確な意思や思考になる。」そのための自己反芻のようなモノでもあるので、興味のない方はスルーして下さい。

写真趣味考察

Z8のローリングシャッターの歪みを検証する。

Z8はZ9同様、メカシャッターレスのカメラです。 ミラーレスとは言え、普通はシャッター幕があるものです。高速で動く被写体を撮ってもシャッター幕さえあれば、画像の歪みはかなり抑えられるのですが、電子シャッターは「ローリングシャッター歪み」とい…

これからミラーレスに移行を考えている方々へ。

Z8はミラーレスにしては重量級の部類に入るカメラです。高性能なZマウントレンズは大口径化で重く巨大なモノが多く、街でのスナップにはあまり向かないというのが大方の評価で、Nikonもそれを意識してかパンケーキレンズや小型軽量の単焦点を幾つか販売し…

ホエールウォッチの為に買うレンズで悩む話。

前回は欠航になりましたが、イルカ、ホエールウォッチクルーズは絶対に今年中に実現させたいと考えている筆者。 前回はダメ元で応募したので、レンズはそのまま小三元でと思ってましたが、入念に下準備をしてとなると、ひとつ困った事が。乗船にあたり運輸省…

旅路にて、改めてFマウントの24-120mm f/4のポテンシャルの高さを思い知る。(佐原編)

佐原に着いたのが15時頃。銚子で疲れてパンパンになった脚を休ませたいところですが、翌日の天気予報が微妙なので、サラッと見たい街並みだけ流してくる事にしました。 それでは拙い作例集ですが、夕暮れの水郷都市の佇まいをお楽しみ下さい。 小野川沿いの…

旅路にて、改めてFマウントの24-120mm f/4のポテンシャルの高さを思い知る。(銚子編)

カメラを新調したので、今年は月に一回「旅行」に行こうと思っています。 まぁ仕事もあるので、あまり遠出は出来ないかもですが、これまで不踏の地で新たな発見が出来たら良いな…と思ってます。 1月はカメラ新調後にあまり時間がなかったので芦ヶ久保をプチ…

雪中雪豹図…前編

2月5日、東京にもそれなりの降雪がありました。雪が積もるとなれば、行きたくなるのが動物園。寒さに弱い子達は厩舎に閉じこもってしまいますが、寒冷地や高地育ちの動物達はきっと元気なはず!そう、本日は夏場は滅多に屋内に出てきてくれないユキヒョウが…

Nikon Zマウントの神レンズ

インターネットで「Nikon」「Z」「神レンズ」と検索すると、作例も載せてないweb記事がトップを占めます。 しかもレンズそのものが、まだそこまで多くないのに15選とか…八百万の神か!と言いたくなるような広告目的の提灯記事ばかり目立つので、それならば筆…

超望遠レンズで水生植物を撮る!

更新を忘れてました!夏の盛りの記事をこの時期に上げる形になりました。 Nikon D500とSIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSMの組み合わせは、換算900mmという画角を常用範囲にしてくれます。 花を撮る時は正に万能!超望遠域の圧縮と画面整理力だけでなく、標…

半径約1キロの圏内であれこれ撮ってみる

筆者は元々「非絶景主義」です。 勿論、絶景は好きですが、誰かが撮って評価された…今風の言い方をするとバズった場所で、答え合わせのような写真ばかり撮る人がいる事に閉口しています。 答え合わせは、実は柔らかい言い方。はっきり言えば、ただの猿真似で…

第10世代iPad導入でRAW現像が快適になった話。

壊れてしまったiPad Air2の代わりに第10世代iPadを購入しました。一言で速い!その処理速度は目を見張るものがあります。 NikonDf500 + SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM 今までは読み込みの遅さと、処理速度の遅さでRAW現像を渋っていました。が、これだ…

鳥の季節になりました。

春先からは草木の葉が多く、都内近郊でのバードウォッチングはなかなか大変です。今年は寒くなるのが早く、野鳥観察に適したシーズン到来が少し早くなった感じがします。 少し前の話ですが、筆者の大好きな野鳥観察とキャンプ気分を味わえる某スポットに出向…

暑さもコロナも猛威から脱してきたので秋は花を撮りたい。

なかなか写活に出れなかったので、しばらく更新が止まっていましたが、ようやく少し外出しても良さそうな(自主規制)感じになってきたので晩夏から秋にかけての花が撮れればと考えています。 NikonD500 + AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR 今年の夏の花…

ガンプラ撮影はブツ撮りにあらず!それは…

今まで撮った事のないモチーフを撮ると、気付かされる事があります。 今回ガンプラを撮ってみて思ったのは、ブツ撮り感覚で撮っては駄目だという事。アプローチとしてはサイズの小さなポートレートと、ミニチュア撮影をミックスした感じが良いと、個人的に思…

今のガンプラは凄い!ブツ撮りのためにプラモデルを作ってみた話。

異例の猛暑で写真活動ができないので「いつか時間が出来たらのんびり作ろう」と買ってあったガンプラを作る事に。 ただし筆者はプラモデルは、ン10年ぶり。いきなりパーツ過多のガンダムはハードルが高いので、たまたまAmazonで見かけたウルトラマンスーツと…

NikonDf があって良かった。10年目を迎えたバランスの良い万能カメラを想う。

Nikon Df が発売されたのは2013年の11月…今年で発売10年目を迎えました。デジタル家電となったカメラとしては10年前は大昔の扱いですが、その画素数抑え気味のセンサーと画像エンジンのバランスで、筆者にとっては未だに魅力のあるカメラです。 1625万画素と…

フルサイズのDf と(2013年製)とAPS-CのD500(2016年製)を井の頭公園で撮り比べ

筆者のダブル愛機となったNikonのDf とD500を持って、桜が満開の井の頭公園に行って来ました。 NikonDf + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR(CPLフィルター)ISO100 24mm -2ev f/4.0 1/1600s レンズはそれぞれ固定。画素ピッチに余裕のあるフルサイズ1625万画…

とどのつまり…ハイエンドミラーレスを買ったら、果たして写真趣味は愉しくなるのか?という話。

筆者は自他共に認める「ゆるクラ△」です。登山はカメラを持って登らないなら意味がない…とすら思っているので、梯子、鎖場連続の、厳しい3000m峰などはとてもじゃないですが登れませんし、体力面も高尾山の一号路のような傾斜の強い舗装路などを登ったらすぐ…

カメラバッグ沼が解決した話。

レンズ沼というワードがあります。レンズを買い足し、買い足ししても納得できず、挙句はカメラ本体を買い替えてマウントごと変えても納得出来ない人達の事です。 拝見してるとミラーレスとかデジタルから本格的に始めた人が多いように見受けます。カメラを始…

寿司を旨そうに撮るのは難しい…。

緊急事態宣言における、おうち時間の活用術として新たな被写体チャレンジをしていますが、そのひとつが食べ物。やってみるととても難しいです。 仙令平庄さんという、筆者のお気に入りの魚屋さんで生の本まぐろと真あじの握り寿司を買ってきました。冷凍には…

『 今月のGun 』Beretta M92F

Berettaを撮るにあたり、先ずは小物の選定をしました。雰囲気作りのためにミリタリー系のzippoを置く事にします。筆者が所有しているミリタリー系は二つ、ブルーエンジェルスとネイビーシールズです。 NikonDf+Micro-NIKKOR-P Auto 55mm F3.5 見た目的には…

ブツ撮りするは我にあり③

筆者がこの記事を書く一番の理由は、最近の、買った瞬間から、誰もが失敗せず写真を撮らせてくれるカメラの普及でシャッターひと押しの重さが失せているように感じているからです。 瑠璃光院のテーブル紅葉、明月院の紫陽花、ひたちなかのネモフィラ、只見川…

普段は近づく事も許されない綺麗なあの子と仲良くできるレンズで花修行。

睡蓮や蓮のような水生植物の撮影で悩ましいのは、なんといっても花との距離感でしょう。手近な場所で咲いている花にはカメラやスマホを構えた大勢の人が群がり、まるで観光地の展望台のような慌しさ。 そこで今回は600mmを持ち込んで蓮の撮影にチャレンジし…

紫陽花の季節到来!やはり花の撮影は難しい。(高幡不動編)

梅雨の晴れ間を突いて「埴沙萠チャレンジ」を敢行して参りました。場所は紫陽花のメッカ、高幡不動尊。(最近は曼珠沙華も売り込み中のようですが…) 誤解の無いよう書いておきますが「埴沙萠チャレンジ」とは、埴沙萠さんのような写真を撮るチャレンジではな…

紫陽花の季節到来!やっぱり花の撮影は難しい。(準備編)

さて、前回告知の「埴沙萠チャレンジ」の続きです。 次の撮影には、労力を惜しまずガッツリ機材を運び込む事とします。 先ずはローポジション対応の三脚。これは愛用のMarsaceのMT-2541/XB-2 を使う事にします。この三脚と雲台のセットは大砲レンズを装着し…

警告…ハルマゲドン…接…近…。

大して土地勘もなく、題字とサムネイルで「吉祥寺だ!」と判った方はアラフィフです。笑 ブルース・ウィリスのせいで、すっかり外来語の頭のHは発音しない英語読みのアルマゲドンが一般的になりましたが、ヘブライ語読みのハルマゲドンは「幻魔大戦」の劇場…

コロナ禍に60-600mm があって良かった。

ゆるクラ△記事にも書きましたが、案の定という感じで感染者が増加し、ゴールデンウィークに併せて緊急事態宣言が再々発令されました。 そして、誰もが短過ぎると思っていた期間も延長。続々と宣言の範囲も拡がり、またお出かけしづらい日々が続いています。 …

前回の記事で、ブログのひと月の画像容量をオーバーしてしまいました!笑

白谷沢の記事で圧縮させずに大量の写真を掲載してしまったので、写真の掲載が出来ず更新ができません。笑 超安物の中古ながら広角ズームを入手したり、そのチェックを御岳山のハイキングで試したり、書きたい事や、載せたい写真は沢山あるのですが…。汗 読者…

あまりガツガツせずに、焚き火をしながら気長に野鳥を待つ。

最近こんな事を、ふっ…と考えます。 野鳥を撮る趣味カメラマンが、世間的にあまり好ましく思われてないのではないか?と。 所謂、「定点」とも呼ばれる野鳥が現れる人気スポットには、巨大なレンズを装填したカメラを載せた大型三脚がズラっと並びます。 そ…

被写体に対する変化について 後編

鳥の囀りに耳を傾け、路傍の花に四季の移ろいを娯しむ。これがどういう事かと言うと、端的に言えば、生きとし生けるものを尊ぶ…という事に尽きます。 観光地として著名な大自然の雄大さを目の当たりにして環境保全の大切さを感じるのは、ある意味当たり前の…

被写体に対する変化について 前編

2年前の今頃、筆者は花なんてまるで興味のない人間でした。 もちろん桜並木や群生地に行けば「おおっ」となりはすれど、被写体としてなど一切考えていなかったのです。カメラを持ち合わせてればメモリーのような感覚で一応撮るという程度。 道端に咲く、誰…