独眼流正宗

独眼レフを操る 下手っぴ写真愛好家の場末の毒舌ブログです。「頭の中に漠然とある感覚や印象を、気分や感情に左右される事なく、言葉や文字に置き換える時に、それらは初めて明確な意思や思考になる。」そのための自己反芻のようなモノでもあるので、興味のない方はスルーして下さい。

Nikkor-S Auto 50mm F1.4

Nikkor-S Auto 50mm F1.4は1962年に発売されたレンズで、いわゆる一昔前の標準レンズがこの50mmF1.4になります。

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F1.4と明るいレンズではありますが、口径が小さいので現代の大口径レンズのように被写界深度が浅過ぎてコントロールが難し過ぎるという事はありません。

最近のレンズのように過保護にコーティングされて逆光でもガンガン撮影できるような時代のレンズではありません。開放付近ではフレアが出やすいですが、この時代のレンズでは当たり前でした。

少し絞り込んだF4くらいでテーブルフォトなどを撮ると自然なボケを愉しめるレンズです。

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Nikon Df + Nikkor-S Auto 50mm F1.4(置きで撮影)

 

F2まで絞ると、ピーキーにならずにボケボケになります。

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Nikon Df + Nikkor-S Auto 50mm F1.4(置きで撮影)

 

三脚固定のマニュアルフォーカスが定石のブツ撮りならオールドニッコールと言われなきゃ判らないと思います。

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Nikon Df + Nikkor-S Auto 50mm F1.4(三脚撮影+トリミング)

 

 

また風景写真もF4のパンフォーカスである程度まで撮りきれてしまう、とても楽なレンズでもあります。

私の稚拙な写真ではありますが、百聞は一見にしかずではあるので、何点か作例的な写真を載せてみます。

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Nikon Df + Nikkor-S Auto 50mm F1.4(手持ち撮影)

 

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Nikon Df + Nikkor-S Auto 50mm F1.4(手持ち撮影)

 

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Nikon Df + Nikkor-S Auto 50mm F1.4(手持ち撮影)

 

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Nikon Df + Nikkor-S Auto 50mm F1.4(手持ち撮影)

 

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Nikon Df + Nikkor-S Auto 50mm F1.4(手持ち撮影)

 

 

程度によりますが、現在3000円から9000円くらいの間で売られているレンズ。

マウントアダプターを介せばミラーレスカメラなどでも使う事が出来るので、興味のある方はお試ししてみると良いと思います。

 

マニュアルフォーカスは楽しいですよ!