カメラに慣れる意味も含めて、最近は超望遠以外でもD500を持って出る事が増えました。D500はとても良いカメラです。しかし、超望遠域ではあまり気になりませんが、高感度耐性はDf が良すぎるので些か不満です。レンズの買い足しなどは、その辺りを考慮して慎重に決めなくてはなりません。
SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM(このページの写真は全てD500で撮影)
筆者にとって、D500は初めてのチルト液晶搭載のカメラです。正確にはNikon1 J5という小型ミラーレスを所持していた事はあるのですが…あくまで記録用で写真趣味に使いたいとはあまり思えなかったので、D500が実質初めてとなります。
今までは人目を忍んで這いつくばって撮っていたローアングルの写真も、チルト液晶で気軽に撮れるようになります。
しかし、レフ機に拘る者として語弊を恐れずに言うと「カメラにフォーカスを任せる事に些かの不安を禁じ得ない」という事。
よく言われるレフ機とミラーレスの違いの話ですが、ファインダーの見え方の慣れの違いではなく「視認による確認が出来るか否か?」の差が大きいと思っています。
鏡とプリズムで反射された実像を見ながら撮る事に慣れたレフ機の愛用者には、EVFという小型液晶を通して撮影するミラーレスの「カメラ撮らされてる感」が一番の違和感なのだと個人的に思っています。液晶が慣れないというのは少し使えば中和される程度の事なので。
つまりそれは一眼レフであっても、ライブビュー撮影をするのにどこまでカメラを信用できるか?が大切になってきます。
今までライブビューは、三脚でマクロ撮影する時などに拡大投影して、細かくピント合わせをするために使っていまししかし、ローアングル撮影などを、手持ちでライブビュー撮影…となると全くシチュエーションの違う使い方になります。ライブビュー時の3Dトラッキングの信頼性如何によっては、APS-C用の広角レンズを買い足してまで利用する意味があるか?という話になるのです。
全てAF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRでマニュアルモード、ライブビュー3Dトラッキングで撮影
YONGNUO YN50mm F1.8Nでマニュアルモード、ライブビューでシングルポイントAFで撮影
如何でしょうか?安普請の単焦点であるYONGNUO 50mmで撮った写真を等倍で見てもピントはなかなか良好でした。個人的には少なくともAPS-C専用の超広角レンズくらいは買い足しても損はないと思いました。
そこで早速…ぽちっと
注文してみました。笑
飛び出してない出目金レンズなので超広角でも100mmの角型フィルターが併用できるのが一番の購入の利点です。フルサイズの14-24mmのように専用の角型フィルターホルダーを買わなくてはならないような事もありません。
ただし、このレンズはステッピングモーター採用で、少し古めの非対応のカメラではマニュアルフォーカスでの撮影も出来ません。
勿論、D500は対応していますがAF-Pの記載のあるレンズ購入には、注意が必要です。
次回は、このレンズのレビューも含めて書いてみたいと思います。