さて、それでは気になるFTZⅡ を介してFマウント用レンズを使った時の性能テストです。
先ずはSIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSMで野鳥の撮影に行って来ました。
「いきなりソコ行くんかい⁉︎」
ってツッコミが入りそうですが、車で言えば性能テストはサーキットで全開走行したいじゃないですか!なので最初っから飛ばします。
先ず、このブログは貧乏ブログなので「レフ機から頑張って買い替えたいけどZレンズ買えないと無駄かしらん?」と悩んでる人向けである事を明記したいと思います。
先ずはサクッと作例前半です。
クロジとアトリが来てくれて華やかです!
EVFは見やすいですが、レフ機のファインダーよりかなり使い勝手が落ちます。電池食うので双眼鏡が欲しくなります。またカメラの設定がファインダーの見え方に反映されるので、レフ機の時のように覗いたら見えるって感覚を捨てないといけません。
鳥認証は「サードパーティレンズをマウントアダプターを介して」の割には頑張ります。したり、しなかったりもありますが、D500よりAFは楽できます。
秒間10コマのD500も楽しかったですが、やはりメカシャッターレスの連写は凄まじい。格段に楽させてくれます。
一番良かったのは、高画素機にありがちな煩い感じの絵にならない所。D500のエグい描写はあまり得手ではなかったので、高画素ながら発色がナチュラルな所は使っていてテンション上がりました。
NikonZ8 +FTZ Ⅱ+SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSMでの野鳥撮影のファーストインプレッションを纏めると…
◯鳥認証はしたり、しなかったり
◯ピンが来た時の描写はレフ機以上
◯高画素機なのに階調豊か
◯少々連写しても読み込みで固まらない
◯電源OFFで待機してても直ぐに立ち上がるのはカメラとして秀逸
△EVFはレフ機のように望遠鏡代わりに使えない(要双眼鏡)
△電池の消耗はレフ機と比較できない早さ
△明るいところを狙っている最中、急に暗い所に珍しい鳥が来た時にファインダーが真っ暗で撮り逃す事がある(筆者がマニュアルモード撮影のため)
慣れは必要ですが、概ね満足な結果でした!
余談ですがZ9で800mm f/6.3を試した事があります。茂みの中で肉眼では見えない鳥を鳥認証してました。レンズも買えるブルジョワジーな皆様は、是非800mmも併せてどうぞ!