この手のブログにありがちな「買った報告と、散々あーだこーだ蘊蓄たれておいて、作例は殆ど載せない」みたいな記事にはしたくないので、余暇を見つけてガンガン撮りに出掛けています。なので、1記事あたりの作例は少なめですが、ご理解ください!
次は、満を持して筆者の大好きなオールドレンズ、NIKKOR-S Auto50mmF1.4の登場です。
いやー、NIKKOR-S Auto50mmF1.4はどんなカメラに装置されてても美しいですね。←完全な親バカ状態。長年慣れ親しんだレンズなので温かく見守ってください。
デジタル高画素機にオールドを着けるとコーティングが高画素対応ではないので滲む…みたいな話もありますが、果たしてどうでしょうか?
ネットやムックで見かけるZ9と非AIレンズの作例も、全体的に滲みのようなモノが出まくっているお粗末な写真が多く、酷くがっかりさせられたものでした。
でも、自分でテストした結果ではないので、撮影条件が著しく悪かった可能性もりますからニュートラルな気持ちでトライしてみます。
先ずは、個人的に恒例行事である絞り解放でのカフェテストです。
おや?撮って出しだけど、なんかボケの階調も綺麗で悪くないぞ!
というわけで、気分よく夜の街スナップも撮ってみます。絞り解放でパンフォーカスではなく、ボケ具合を見るためにフォーカスは10mの目盛りに固定です。
少しだけピン位置にソフトフォーカスのような滲む感じはありますが、箸にも棒にも…みたいな画質では無いようです。
それよりもボケが滑らかですね。こういったタイル張りの路地だとピン位置の前後のボケの感じがよくわかります。それはそうと、ボケが良い感じだと縦構図の写真が多くなるのは筆者だけでしょうか?笑
人払いができなかったので通行されてる方の顔はボカシスタンプで。カラフルでごちゃついた写真もしっかり対応出来ています。半世紀以上前のレンズと考えると、なかなか素晴らしいのではないか?と思います。
ピン位置の解像がエグい程あり過ぎて「どうだ!」みたいなレンズが増えている中、これはこれで良いような感じがします。その手の写真は最近のZレンズに任せれば間違いないわけですから。
シャッターを押せばガッツリ撮れるミラーレスと、最新の解像しまくるレンズの組み合わせは、ややもすると没個性に陥りがち。オールドレンズのような揺らぎって個人的には必要なんじゃないか?と思ったりします。
NikonZ8 +FTZ Ⅱ+ NIKKOR-S Auto50mmF1.4のファーストインプレッションは、一言で言えば「楽しい」です。
マニュアルフォーカスレンズと組み合わせるなら、センサー方式の差はありますが、画素数抑えめのZ5なんかでも楽しめるわけです。Z5ならFTZⅡ と合わせても実売価格で20万しないので、お手持ちにFマウントの非AIレンズがある方はZシリーズ買い足しで良いのではないでしょうか?
勿論、静止した被写体なら検出機能など必要ないので、最近のレンズと合わせてもカメラとして何ら不足はありませんし、かなりお薦め出来ると感じました。
さて、次はもう少し広い街に繰り出してパンフォーカスでバシャバシャ撮りまくりたいと思います。