AF駆動するFマウント純正レンズの動体補足能力はどんな感じなのか、テストしてみます。
NikonZ8 +FTZ Ⅱ+AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRの被写体認証テストです。
先ずは最も簡単な被写体であり、最も被写体認証の出来不出来を問われるであろう鉄道からです。
鉄道は特殊な被写体で、待っていれば事故でもない限り、必ず被写体の方から画角にやってきます。余程の高速鉄道でない限り、被写体認証などなくても「置きピン高速連写」でなんとかなる場合も多いと思います。
Fマウントレンズの流用とはいえ、最悪AF無しでも撮れる特殊な被写体である鉄道写真で「使い物にならない」となったら、ちょっと寂しいですし、60万円払う意味も希薄になってしまいます。そういった意味では真価の問われるシチュエーションなのではないでしょうか。
筆者は撮り鉄ではないので、ホームの端で設定を悩んでアタフタしたくないと思い、事前に実験してみました。
NHKオンデマンドで視聴できる「六角精児の呑み鉄本線 日本旅」という番組をタブレットで流して、福知山駅前に停まるSL、入線してくる京都丹後鉄道の特急「丹後の海」の映像に向けたらバッチリと認証してました。笑
横向きのSLの運転台に認証したのはちょっと驚きました!
AFモードはAF-Cの3Dトラッキングで良いようなので、先ずはこれで実際に走っている鉄道を撮ってみたいと思います。
生憎の雨模様でレンズには非常に悪い条件です。先ずは離れていく電車で様子を見てみます。
テストなので構図も凝ってませんし、LED表示板を綺麗に写そうとか全く考えてません。悪しからず。
低速なのでしっかりピンも追いかけています。
次は猛スピードで通過する特別快速を撮ってみます。
腰高でカメラを構えてAFボタン押しながら被写体認証してる事だけ確認しながら適当に撮ったのですが、iPadで確認して吃驚しました。
EAST JAPAN RAILWAY COMPANY JRの文字がくっきりと写されてます。この悪条件でFマウントである事を考えたら上出来ではないでしょうか?
Fマウント流用と考えたら、結果は満足のいくものでした。思っていた以上で、恐らく専用であるZレンズなら更に食いつくのだと思います。
この結果を踏まえると、SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSMで野鳥を撮る時も「AF-Cの3Dトラッキング+動物認証」で試してみる価値ありですね!それと羽田あたりで飛行機の被写体認証も試してみたくなりました。
Z8を購入して一番実感しているのは、テストと称しながらですが、何よりカメラを持って出掛けるのが愉しい事です。寒くて家に篭りがちの季節に、このZ8の「能動的にさせる衝動」は何にも代え難い価値ではないかと思うのです。
少なくともカメラを新調していなかったら、大雨の降る寒い日にカメラ持って出掛けようとは思わなかったはずなので。
そして、ブログの更新もここまでマメではなかったでしょうしね。笑