Z8とオールドレンズの組み合わせは、本体内の手振れ補正のお陰もあって、非常に使い勝手が良いと感じます。
画素数抑えめだったDf とオールドレンズの相性はばっちりで非常に好みの描写をしてくれましたが、いかんせんレンズにもカメラにも手振れ補正が無いので、苦手なシチュエーションがあった事は確かです。
では、サクッと拙い作例を…。
マニュアルフォーカスでの二度目の夜の街スナップなので、少しだけミラーレスに慣れてきました。なので前回よりクリアに撮れてると思いますが、まだレフ機の時のような感覚では全然撮れません。EVFなどのシステム的な違いに対しては、暫くの間は慣れが必要かな?と思ってます。
ただ、EVFならではの利点もあります。ある程度、経験則で撮れるとはいえ、夜の街などはEVFで露出を確認しながら細かく設定を吟味しながら撮れるのはやはり楽です。
それとマニュアルフォーカス時に細かいピント合わせをしたい場合、三脚に据えて背面液晶で拡大してピンしていましたが、それを手持ちでEVF内で拡大投影出来るのはMFレンズには非常に使い勝手が良いと感じますね。
筆者は現在、Fn2ボタンを「EVFの拡大↔︎戻す」に宛てていて、頻繁に使う感じです。まぁ手持ちのレンズがZマウントに入れ替わったら他の機能にカスタマイズし直すかもですが。
レフ機のライブヴュー撮影でも同じような事が出来ましたが、やはり接眼して撮るのと、背面液晶で撮るのは感覚が違うのです。接眼しての撮影は画面の隅々まで心配りが出来ます。
まぁスマホから写真を始めた方々には伝わらない部分かもですね。街のスナップなどは背面液晶の方が撮りやすいって人の方が多数派になっている昨今ですので。
NikonZ8 +FTZ Ⅱ+NIKKOR-S Auto50mmF1.4のファーストインプレッションを纏めてみます。
◯本体内手振れ補正はオールドには有用
◯EVFの拡大投影はMFレンズには使い勝手抜群
◯古いコーティングのレンズと高画素機にしては滲みが少なめ
△レフ機慣れしてる者にとっては、ファインダーの見やすさは光学ファインダー
△Z8に払った金額のかなりの比重であろう、「AF追従」や「被写体検出」などの機能を使っていない
総じて、素早く動く被写体を撮らない人や、数年後に買い替えるつもりという人は、Z5、6、7(待つけどZf )あたりで様子見も全然有りだと思います。その分、Zレンズを買ったりした方が幅広く撮影を楽しめるかもしれません。
特にマニュアルフォーカス好きな方は気軽に持ち歩けるZ5辺りで遊ぶのも有りだと思います!
一応これでNIKKOR-S Auto50mmF1.4のインプレッションは終了。出せる写真が増えたら拙い作例集で纏めてみたいと思います。