独眼流正宗

独眼レフを操る 下手っぴ写真愛好家の場末の毒舌ブログです。「頭の中に漠然とある感覚や印象を、気分や感情に左右される事なく、言葉や文字に置き換える時に、それらは初めて明確な意思や思考になる。」そのための自己反芻のようなモノでもあるので、興味のない方はスルーして下さい。

コロナ禍なのでご近所の丘陵地帯や平日の公園で野鳥を撮ってカメラを愉しむ

超望遠レンズを入手しておいて、一番良かったと思う事は「コロナ禍において軽めの運動程度の外出で写真趣味を満たすことができる」ことです。

 

正直、自分が発症していない感染者である事が否定できないのに、政府の格安旅行キャンペーンに乗っかって他の都道府県に旅行に行くのは個人的に憚られます。

そんな中、野鳥という被写体に向き合うことで、ご近所や人が疎らな平日の公園などでも目的意識を持って写活欲が満たせるのは、とてもありがたい事です。鳥種を選ばなければ、野鳥は少し郊外なら街中にも沢山います。

 

シグマの60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM は、価格.comなどの素人レビューでは、解像が悪くてAF性能も劣るので野鳥は無理と書いている人が結構います。

ただし、素人レビュワーの全員が60-600mmを買って使い倒して、ダメだと判断してるとは思えません。

何となくですが、数倍の投資をした純正レンズを肯定する為に使ってもいないのに駄目と書いている人が多いように感じます。純正の高性能超望遠を持っていながらサードパーティのレンズを買い足すとは思えないからです。

 

試しにご近所で電線のムクドリを撮ってみて、トリミングして驚きました。

 

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電線に刻印されたSN-ACSR-OW △ FURUKAWA 1992の文字までハッキリと読み取れます。

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テレ端で撮影したオリジナルサイズはこちらです。解像は充分ですし、AFだって最高性能とは言えませんが、充分早いです。前枝になってたりしなければ迷う事もありません。

これで野鳥が撮れないと言うなら、超望遠単焦点を使うしか無い気がします。

 

個人的な意見ではありますが、超望遠の購入を迷っているなら買って損なしだと思います。費用対効果で言えばお買い得なのは間違いのないところですし、何よりも超望遠でなければ撮れない被写体に挑戦できるのは魅力以外の何ものでもありません。

 

 

以下は恒例になった拙い作例集。写真は全て街中、若しくは住宅地に隣接した丘陵地、貯水池、公園で撮影したものです。

撮影は全てNikonDf にSIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSMを装着し、RAW現像はせずJPEG出ししてます。

 

 

シジュウカラ

自然の多い住宅地でも結構見られます。柿の木や実のなる庭木などにも来るので狙いやすい鳥です。

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ヤマガラ

シジュウカラメジロなどと時間差で木の実を食べに来ます。丘陵地帯なら住宅地のすぐ側でもわりと見かける鳥です。
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足の間にご飯を挟んで食べるお行儀のよい鳥さんです。

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メジロ

木の実や、春先は花の蜜などを好む鳥なので庭木の多い地域なら簡単に捕捉出来る鳥です。

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ヤマガラと違い、意外にズボラで、逆さまだろうと何だろうと、口の届く範囲にあれば枝にしがみついてお食事をする鳥さんです。

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ヒヨドリ

もはや、地域によっては雀より多く見かける鳥。カラス、ムクドリと同じく住宅地にも沢山生息しています。

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カワセミ

この写真は人工的に作られた公園の蓮池で撮ったものです。清流のイメージですが、最近は下水道の発達で街中の川も綺麗になったので、人口密集地でもそこそこお目にかかれるようになりました。

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以下は、ギリギリ東京という立地で、調整池のある公園で。

 

ダイサギ

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コサギ

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ツグミ

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シメ

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カワラヒワ

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全て電車と徒歩で行けて、人も疎らな平日に撮影したものです。

筆者も、お小遣いの少ないただの小市民ですが、このコロナ禍でにあって、新たに導入したレンズで日々の楽しみを見出せる事に喜びを感じる毎日です。一眼レフがデジタルになり、センサーサイズの問題からフィルム時代は最後発だったAPS-Cという規格が最初のメインになった関係で、450mm相当の焦点距離は経験済みでしたが、600mmは圧倒的に楽しみ方が変わってきます。

 

導入に悩まれている方の、なんらかの参考になれば幸いです。