独眼流正宗

独眼レフを操る 下手っぴ写真愛好家の場末の毒舌ブログです。「頭の中に漠然とある感覚や印象を、気分や感情に左右される事なく、言葉や文字に置き換える時に、それらは初めて明確な意思や思考になる。」そのための自己反芻のようなモノでもあるので、興味のない方はスルーして下さい。

誤解のないように書いておきますが、別にSONYユーザーを敵視してるわけではありません

私のブログにはステマ大好き某企業」と、そのステマ大好き企業の回し者」という表現があります。まぁSONYの事を書いている事は明白ですので隠しませんが、敢えて付け加えるならSONYユーザーが嫌いな訳ではない」という事だけは誤解の無いよう明記しておこうと思います。

 

「道具としてならミラーレス(FUJIFILM)を使う」と、はっきり書いているように、ミラーレスが駄目だと切り捨ててもいません

私は光学ファインダーに慣れているので独眼レフに拘っているだけで、ミラーレスだって素晴らしい道具です。

 

ただ、ひとつのカメラを徹底的に使い込んだ事もなく、色々なメーカーのカメラを使い回した事もないような、低キャリアの人達が、声高にミラーレス優位を語る事が嫌いなだけです。

ミラーレスを買ってカメラ趣味を始めたような人が、一眼レフを使った事もないのに、ミラーレスを売るための宣伝文句を鵜呑みにして、優位性を語る。一体どういう心理状態なのでしょうか?甚だ疑問です。

 

ネットの無い時代には、読み齧りの文章を組み立てて、さも自説のように語るような人間は、最も低俗だと思われて馬鹿にされていましたよ。今ではそれが、当たり前になってしまった感があります。

 

自分の買ったモノが正しかったと言い聞かせる自己暗示の一環なのでしょうか?

やはりキャリアの低い人に有りがちな、初心者語って経験者ぶる事で悦に入っている、あの手の連中という事でしょうか?

 

その思考パターンが信じられないような人が沢山いることに驚きを禁じ得ないです。

 

比較の為の経験も無いのに、借り物の文章を組み立てて語りまくる。デザイン盗作や真贋無視の暴力、名誉毀損発言と並んで、ネット時代が創り出した闇だと思っています。

 

 

 

 

 

 

そしてSONYという会社についてです。

これは風評ではなく、テレビで自信満々に語られた内容と、お金を出して買った物に対する、私のユーザーとしての評価です。

 

私も以前は、SONY「世界に冠たる日本の誇るべき企業」と思っていました。当然、SONY製品も沢山持っていましたし、わざわざSONYだからと選んでいた時期もあります。

しかし残念なことに、これだけの大企業になりながら、その企業体質は長らくベンチャーのまま

バブル期のテレビ番組で「持ち主ではない人が、たまたま借りて聴いた時に、経年劣化していて『SONYは音が悪い』と思われないように、ウォークマンは2〜3年で壊れるように設計しています」などと、広報担当者がドヤ顔で喧伝していたあたりから私のSONYに対する疑心は深まりました。

ワイヤレスウォークマン2ヶ月経たずに普通の有線型ウォークマンになった事。そしてプレイステーションは初期型も2も放熱の悪さで半年保たず。とどめになったのは新発売当時のVAIOノート。2ヶ月経たずに動かなくなり、サポートセンターに持ち込むと「これ持ち歩いてますか?極力持ち歩かないで下さい」と平然と言ってのける始末で、あまりの無責任な売ってしまえばこっちのモノ主義に絶句しました。

持ち歩くからノートPCを買ってるんであって、持ち歩けないならわざわざ買うかよ!という時代です。

 

 

 

そして壊れるように設計ではなく、根本的な排熱処理の設計が未熟で、本来やるべき耐久テストも先行発売するためにおざなりに済ませている言い訳なのだと、私の中で結論付けました。

 

壊れた物はこれだけではありません。DAT(デジタルオーディオテープ)もラックマウントエフェクターも2年保たずに動かなくなりました。

特に音楽制作用のラックマウントエフェクターでは、山ほど持っていた物の中で壊れたのは、SONYとRockmanだけ。

RockmanはロックバンドのBostonのギタリスト、トム・ショルツが自分用に設計したアナログエフェクターを販売しただけの正にベンチャーなので、大手メーカーでは壊れたのSONY製だけです。

 

逆に20世紀に買ったSONY製品で壊れず10年近く使えたのは、stereo metal365という姉が買ったラジカセが唯一と言えます。

 

 

 

確かに今、我が家にあるSONY製品、投げ売られていた液晶テレビ12年使えているし、プレイステーション3もまだBlu-ray再生機として我が家では現役。ゲームもやろうと思えば出来ると思いますので、21世紀になってからのSONY製品はそれまでと比較して、壊れ難くなっていると思います。

 

 

しかし、SONY関連会社の度重なるステルスマーケティング騒動

そしてパーツメーカーとしてあるまじき、他社(Nikon)にも卸しているAPS-CサイズのCMOSイメージセンサネガティブキャンペーン

どちらも自社製とは言え、フルサイズを自社だけで使えていた時期に、フルサイズが如何に優秀でAPS-C駄目かのようなキャンペーンを店頭でポップまで立ててやるのは、あまりにも他社にパーツを卸して利益を得ているメーカーとしては礼儀に欠けます。

製品の耐久性は上がっても、やはりベンチャー的な戦略であるとしか思えない企業体質は、やはり好きにはなれない

 

ひとえに、販売する物に対する責任感の無さ。これは日本を支えた大手家電メーカーが昭和40年代までの対応のようでした。20世紀末になっても、後発のメーカーのSONYはそんな有り様だったのです。

「暮らしの手帳」に叩かれても、クレームを入れずに叩かれない製品を作ろうとした努力した企業と、叩かれないようステマで予め情報操作しようとする企業の差だと、私個人は思っています。

何事においても、楽な方を選ぶと必ずしわ寄せが来ますから。

 

 

別にSONYは私なんぞに好かれる必要はないのです。

ですが、日本を代表する企業のひとつになったのであれば、もっと正々堂々な販売競争をして他の企業の手本となって欲しいものです。