独眼流正宗

独眼レフを操る 下手っぴ写真愛好家の場末の毒舌ブログです。「頭の中に漠然とある感覚や印象を、気分や感情に左右される事なく、言葉や文字に置き換える時に、それらは初めて明確な意思や思考になる。」そのための自己反芻のようなモノでもあるので、興味のない方はスルーして下さい。

暑さもコロナも猛威から脱してきたので秋は花を撮りたい。

なかなか写活に出れなかったので、しばらく更新が止まっていましたが、ようやく少し外出しても良さそうな(自主規制)感じになってきたので晩夏から秋にかけての花が撮れればと考えています。

 

f:id:muramasachang:20220906051256j:imageNikonD500 + AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR

今年の夏の花はこれだけ。通りすがりに駅前で咲いてるのを見かけ、戻って途中下車。カフェでコーヒーだけ飲んでまた電車に乗るという正に強行軍で撮ったひまわり一枚です。

 

これからは、ここ数年恒例になっているキバナコスモスや、秋薔薇、曼珠沙華など、楽しみなシーズンが始まります。今年は新たな武器であるD500と接写可能な超広角もあるので、フルサイズとはひと味違うボケ難い特性を活かした撮り方なども楽しめれば良いと考えています。

 

一眼レフは、Nikon Z9 のようなミドルレンジシャープなどの機能は無いので、都度センサーサイズを使い分けて撮影できたらと考えてます。

Z9ミドルレンジシャープ機能は、近景にピントを合わせながら背景がボケないように出来る凄い機能。花の接写なのに背景クッキリみたいな写真が機能をオン/オフする事で簡単に撮れてしまいます。

特にZ9勝手にデジタル介入して仕上げるのではなく、様々な補正機能をオン/オフで使い分けできるようになっているようなので、その部分はいたく興味をそそられます。

一眼レフ派が、ミラーレス一眼に対して最も懸念するポイントだった、ファインダーを覗いてる時点でデジタル補正という介入が加わった像を見せられていて写真が画一的にされてしまっている不安…が解消されているのが家電メーカーのカメラとの一番の違いな気がします。

 

実際、こういったケースがあります。10年ほど前から一眼レフで精力的に写真を撮り始め、Twitterやブログで人気になりセミプロ的活動をしていたアラサーカメラマン氏が、家電メーカーのミラーレスを買い足し、写真の画面構成が一気に凡庸になった…そんな光景を目の当たりにしています。

そのミラーレスは買った時から型落ちだったのですが、そのメーカーは「プロサポート会員を名乗る事を許可」(機材与えるわけではないので完全に宣伝目的)をし、メーカーお墨付きのプロっぽい称号を貰ったので、ミラーレスばかり使うようになってしまい、彼の写真から見るべきモノがなくなってしまいました。マチュア機の一眼レフの頃から光るセンスを持っていたので非常に残念に思います。

 

でも、ミラーレスを使えば簡単に出来る事を、重たいカメラを複数持って出て撮る…そこが良いんです。笑

 

だって、誰でも巧く撮れるカメラなんて拘る趣味として楽しめます?

デジタル補正が入るけど、誰でも買ったその日から巧く撮れるカメラは、下手な人を巧くし、巧い人を平均的にしてしまうだけ。

そんなの真っ平です。

 

確かにZ9はNikonユーザーの筆者にはすごく魅力的ですし、介入の不安も解消されています。ですが、今年の秋は一眼レフで愉しみにしていた花達を撮って、まだまだ一眼レフもイケるだろ?って写真が撮れるように…そんな感じで愉しみたいと思っています。