最近こんな事を、ふっ…と考えます。
野鳥を撮る趣味カメラマンが、世間的にあまり好ましく思われてないのではないか?と。
所謂、「定点」とも呼ばれる野鳥が現れる人気スポットには、巨大なレンズを装填したカメラを載せた大型三脚がズラっと並びます。
その手の場所には、三脚マナーを呈する看板が立っていたりすることもあるので、地元の方の通行の妨げになっているような場合もあるのでしょう。
筆者は三脚禁止の場所で、三脚を据えて撮影している人がいたら、「三脚禁止ですよ」と通りすがりに軽めに注意を促す事にしていますが、高級な機材を使っている人程、ムスッとして無視を決め込んで使い続けます。
まるで「俺様は長年これでやってきてるんだ」と言わんばかり。
寧ろ、お手頃な三脚を持ち込んでるような人の方が「え?そうなんですか?」と直ぐに撤収します。これが現実です。
マナー違反、ルール違反をする人は論外ですが、最も印象が悪そうに見られているのではないか?と、考える要因は、何故か皆さんあまり愉しそうに見えない。笑
定年で退職して、平日の日中に時間があるようなオジサン世代の方々が多いように感じますが、一様に待ちくたびれて仏頂面で付近を占拠している光景は、同じ写真趣味の筆者からしても、正直あまり印象は良くないです。
野鳥を待っているのでワイワイと燥ぐわけにもいきませんけど、失礼を承知であえて言わせて頂くと、本当に取っ付き難そうな親父達が雁首揃えて並んでいる印象なんです。
カメラやレンズ、三脚を見ると、皆さん裕福で悠々自適な方々なのだと思います。
定年後に再就職やパートに出たりせず趣味を嗜めるような方は、基本的に裕福なのでしょうし。
でも、愉しいこと、好きなことをやってる筈なのに、バズーカレンズが立ち並ぶ、その周辺は空気が重たいんです。
花を撮ってる人達は笑顔で愉しそうにされている方が多いのに、この差はなぜだろう?と、筆者は考えました。
もしかすると「時間をかけて定点に来たはいや、なにも撮れずに帰るような事が続いて、撮れ高最優先に陥って、趣味を楽しむという視野が狭くなってしまっているのではないか?」と思ったのです。注意を促されても三脚禁止の場所で使い続けるような人は、もう自分の撮れ高の事しか考えられなくなってしまっている証です。
楽しい事をやってるのに、逆にストレス溜め込むなんて馬鹿馬鹿しいと思うのです。
高価な機材と、長年培った技術もお持ちの方々なのだと思います。とても勿体ないと感じるのです。
そこで、筆者は撮れ高に左右されず、楽しめる野鳥撮影を実践しようと考えました。
はっきり言って、この方式は場所が限定されるので、撮れ高は期待できません。
ですが、筆者にとっては数少ない休日をあまり齷齪せずに、のんびりと満喫できて気に入っています。
名付けてゆるアウトドア写活です!
焚き火台と、キャンプ椅子と、ミニテーブルが、安いモノなら一万円くらいで揃ってしまいます。
これにガスコンロとポットでもあれば、ゆる〜くアウトドアが楽しめてしまいます。お湯を注ぐだけで食べれるインスタント食品とコーヒードリップのパックでもあれば充分。
外御飯効果で、美味しさ、満足度50%増しです!
焚き火やガスを使うので、遠征可能な場所は凄く限られてしまいますが、文庫本でも持っていき、鳥の鳴き声に反応して火の番が疎かにならない程度で写活するだけ。
火元を離れる為には薪でなく木炭を使う事になります。白昼は炎の出ない焚き火になりますが、それでも肉をじっくり焼いたりしながら半日楽しく過ごせます。
リンクは筆者が、コロナ禍になってから買い揃えたものです。免許取り立ての頃(大昔)はソロキャンパーでしたが、その頃に比べてアウトドアグッズのなんと安い事。
種類もデザインも豊富でネットで見てるだけでウキウキしてしまいます。
幸い近場に、焚き火、バーベキュー可能な場所が何箇所かあるので、平日休みの人も疎らな公園で半日のんびりと過ごしたりしています。
珍しい野鳥の出現はあまり期待できませんが、焚き火の炎に燻され、癒されながら、まったりと過ごす事が可能です。
こんな写活もたまには良いのではないでしょうか?