独眼流正宗

独眼レフを操る 下手っぴ写真愛好家の場末の毒舌ブログです。「頭の中に漠然とある感覚や印象を、気分や感情に左右される事なく、言葉や文字に置き換える時に、それらは初めて明確な意思や思考になる。」そのための自己反芻のようなモノでもあるので、興味のない方はスルーして下さい。

旅路にて、改めてFマウントの24-120mm f/4のポテンシャルの高さを思い知る。(佐原編)

佐原に着いたのが15時頃。銚子で疲れてパンパンになった脚を休ませたいところですが、翌日の天気予報が微妙なので、サラッと見たい街並みだけ流してくる事にしました。

それでは拙い作例集ですが、夕暮れの水郷都市の佇まいをお楽しみ下さい。

 

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f:id:muramasachang:20240303090739j:image小野川沿いの古い建物が残る街並みは、まさに川を水路として栄えた水運都市の景観が残り、見事な佇まいを見せています。

 

ところで…皆さんは小江戸と小京都の違い、わかりますか?

小江戸は、水運により江戸と直接取引があった町だけが名乗れる称号

小京都は、京都と同じように建物の間口の広さで税率が変わった町。いわゆる「鰻の寝床」と呼ばれる、間口が狭いのに奥行きが長い建物が連なる町並みを持つ都市だけが名乗れる称号

日本には小江戸で小京都というダブル称号の街は一箇所しかなく、それは栃木市になります。


f:id:muramasachang:20240303090735j:imageこの橋は、30年ほど前にコンクリートに作り替えられていたものを景観に合わせて木製に戻したのだそう。こういった景観に配慮した再生は大歓迎です。


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f:id:muramasachang:20240303090746j:image明治以降に建て替えられた洋風建築も素晴らしい佇まいを見せていました。この手の当時の贅を尽くした建物は、古い街並みの中にあっても嫌な存在感を発揮しないのが不思議です。

 

1ヶ月以上、雛めぐりというひな祭りイベントが催されている佐原ですが、この日は3/2に控えたさわら雛船春祭り目前だったからか、夕方は観光客はまばら。街並みをしっかり撮影する事が出来ました。

雛船春祭りは、お内裏様とお雛様に扮した一行が雅楽の音が流れる中、水上パレードするイベント。いつか超望遠レンズを携えて、パレードに合わせて再訪したいものです。


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f:id:muramasachang:20240303090731j:image江戸時代の情緒あふれる街並みは、重要伝統的建造物群保存地区に選定されて見応えたっぷりです。


f:id:muramasachang:20240303090711j:image地元の中学生が、楽しげに話しています。佐原の魅力は観光地化された景観でなく、人々が生活している街並みが残っているところだと思うのです。 


f:id:muramasachang:20240303090743j:image佐原に着いて感心したのが駅舎。駅前は特に古い建物があるわけではないのに雰囲気を運河沿いに保存された建物風にしてあります。駅は街の玄関口。第一印象はとても大切なので、このような取り組みには賞賛の声を大にしたいです。


f:id:muramasachang:20240303090700j:image見つけると思わず撮りたくなってしまう0番線ホーム。1番線側にしかホームが増設できなかった駅特有で、大抵はこのようにホームの端に切り欠きタイプで作られています。

新潟県内では割と見かけた気がするのですが、上越新幹線が出来るまで、特急停車駅だった東三条駅弥彦線信越線の1番線ホームを利用した切り欠きホームの0番線だったなぁ。

 

かなり長い期間、いつかは行きたいと心に秘めていた佐原は、素晴らしい水郷都市でした。一度来たからもういいや…ではなく、何度も訪れたくなる一級品の観光地。もう少し成田線の便が良ければ平日でも人がごった返す川越と肩を並べられるのになぁ…と、感じました。

拙い写真ばかりですが、街の雰囲気を少しでも感じとって、興味を持って頂けたら幸いです。

 

 

 

旅の手記の合間の箸休め…猫家さんの数珠丸くんに会いに川越へ

動物認証と瞳認証のテストを兼ねて、行きたいなぁ…と考えていた猫カフェ

猫カフェといえば推しのいる猫家さんに行かねばなりません。

大宮店の閉店とコロナ禍で数年会えてない数珠丸くんに会いに行く事にしました。

 

過去の記事と猫家さんの情報は一番下です!

 

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f:id:muramasachang:20240302172015j:image相変わらず、9割方おっとりして動じない漢です。この無愛想さと、たまに近くで寝てくれて撫でさせてくれる…ファン心理を見事に突いた接客術です。笑


f:id:muramasachang:20240302172019j:image窓辺にカッコイイ仔がいたので輪郭が白飛びする寸前で撮ってみました。この手の露出を一撃で撮れるのがミラーレスの強みでしょうか…。


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f:id:muramasachang:20240302172032j:image川越店は初めてでしたが、大宮の頃と雰囲気は同じ。猫まみれになりながらのんびりと過ごせます。


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f:id:muramasachang:20240302172022j:imageマンチカンの真一文字くんはカメラ好き。こちらが離れてもレンズを注視しながら…つまりカメラ目線でやってきて「撮ってよ」とばかりに目の前に腰を下ろすこと数回。きっとこの愛想の良さにやられているファンが沢山いる事でしょう!笑

 

猫カフェでの動物、瞳認証は正にボツ写真がなくなる撮れ高でした。のんびりとした雰囲気の猫家さんは猫好き、写真好きに最高!お近くにお出かけの際は足を伸ばしてみてください!

▼▽▼リンクはこちらです▼▽▼

猫カフェ「猫家(ねこや)川越店」埼玉県川越市

ワイド端60mmで猫カフェも自由自在。SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM日常活用術。 - 独眼流正宗

猫カフェ「猫家」大宮店さんの数珠丸くんをモデルに拙い作例集 - 独眼流正宗

 

 

旅路にて、改めてFマウントの24-120mm f/4のポテンシャルの高さを思い知る。(銚子編)

カメラを新調したので、今年は月に一回「旅行」に行こうと思っています。

まぁ仕事もあるので、あまり遠出は出来ないかもですが、これまで不踏の地で新たな発見が出来たら良いな…と思ってます。

 

1月はカメラ新調後にあまり時間がなかったので芦ヶ久保をプチ旅とさせてもらいましたが、2月は長年憧れていた千葉の水郷都市、佐原に行ってきました。日本地図作りで有名な伊能忠敬その彼が養子でありながら商才で辣腕を振るい、町の名主にまでなり、度重なる飢饉や苦難を乗り越えて財を成した町です。伊能忠敬の人生は隠居後の天文学や地理学の時代より、隠居前の佐原での半生の方がドラマチック。個人的には、紫式部みたいなファンタジーより、余程、伊能忠敬の方が大河の主人公に相応しいと思ってます。

 

 

では、旅の話に戻りましょう。人数が集まらなかったり、海の状況で欠航してしまいますが、銚子のイルカウォッチングクルーズも数日前に申し込み、始発電車を乗り継いで先ずは一路、銚子へ。

旅はほぼレンズ一本。今回はAF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRで乗り切ります!

 

f:id:muramasachang:20240229033533j:image銚子駅に着くなりホームを半共有している銚子電鉄の車輌がお出迎え。京王線沿線で子供時代を過ごした筆者には嬉しい京王2000系です!


f:id:muramasachang:20240229033611j:image隣の仲ノ町駅には車輌基地があり、醤油工場のタンクを背景に写真が撮れます。実は京王線沿線の前、幼稚園に上がるくらいまでは池袋に住んでいたので、丸の内線カラーに塗られた車輌もまた郷愁を誘います。

 

f:id:muramasachang:20240229103540j:image木造の仲ノ町駅の入り口にはオロナミンCの看板が。レトロイメージのために着けられたアイテムなのでしょうけど、雰囲気に合っていて良い感じでした。

 

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f:id:muramasachang:20240229033621j:image本銚子駅とその周辺。単線の鉄道は草木を掻き分けながら走るイメージが最高に合いますね!

 

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f:id:muramasachang:20240302143406j:image駅前にはスイセンキズイセンの花が日影でひっそりと可憐な花を咲かせていました。

 

f:id:muramasachang:20240302143013j:image「地球のまるく見える丘展望館」という施設からは、なんと富士山が!屏風ヶ浦越しに富士山が見えるとは何ともラッキー。地球が丸いので東京で見る富士山のように手前の低い山は視界に入らず、平らな地面から富士山の上の方だけが見える景色は、初めて見る光景で何とも言えない風情がありました。


f:id:muramasachang:20240302143007j:imageイルカやホエールウォッチングをやっている銚子海洋研究所さんの「世界一ちっちゃな水族館」では、こちらの動きに敏感に反応しまくるサビウツボの可愛さにやられました!ちょっとペットとして飼いたくなりました。(この時点で明日の出航は難しそうですね…などとスタッフさんとお話ししてました)


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f:id:muramasachang:20240302143035j:image屏風ヶ浦で問答無用のジオアートを堪能し…

 

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f:id:muramasachang:20240302151259j:imageマリーナで銚子海洋研究所さんの船を見て犬吠埼方面へ。途中の犬岩は、なんとなく犬というより軍手で作るウサギさんのパペットみたいでほのぼのした気分になります。

 

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f:id:muramasachang:20240302143028j:image沖の方まで白波が立つほどの高波。この時点で明日のホエールウォッチングは諦めましたが、写真的には荒れた海が撮れてテンション上がりました。犬吠埼灯台では白いポストも拝み、一先ず銚子から撤収。宿泊先である佐原に向かいます。

 

f:id:muramasachang:20240302143104j:imageホテルにチェックインして、先ずは写真のチェック。そうこうしてると銚子海洋研究所さんより欠航のお知らせの電話がかかってきました。まぁ予約時点で天候は予期してたのでノーダメージです。

 

Z8にして、Fマウントの寿命も伸びた感じがします。最新のZレンズの凄さには及ばないものの、AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRの描写に不満はありません。個人的にはNikonの一眼レフユーザーであれば、レンズは後回しになってでもミラーレス買い替えはかなり有効な手段に思えます。カメラ側の補正もあるので便利な小三元の歪みが減り、かなりカメラを変えた恩恵にあやかれる筈だと思います。

 

佐原編につづく

 

 

 

 

シャッターボタン半押しでの拡大表示の解除機能と鳥認証

今回のアップデートで、筆者が個人的に最も歓迎した機能は題字のとおり「シャッターボタン半押しでの拡大表示の解除機能」です。

実は、オールドレンズ 使用時の「拡大表示オフ」をどこかの機能ボタンに割り当てられないか?とアレコレ弄っていた最中だったからです。

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筆者は右手の指で届く範囲の4つのボタンに様々なAFエリアモードでの撮影を瞬時に対応できるよう割り振ってます。

◯AFボタンにはその時々の任意のAF

◯サブセレクター(十字キーのボタン機能)には3Dトラッキング

◯Fn1にはカスタムワイドエリア

◯Fn2にはシングルポイント

…といった感じで、状況に応じて様々なAFが使えるようにしています。

そこで思っていたのが、当たり前ですがこの4つのボタンがマニュアルフォーカス時に遊んでしまってる事でした。

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デジタル一眼カメラになって、筆者が一番ありがたいと感じてるのはマニュアルフォーカス時の拡大機能です。これは大判カメラのルーペでピントを追い込むやり方の現代版のようなもの。レフ機時代は背面モニターで、ミラーレスならEVFでもモニターでも簡単にピントの追い込みが出来るので最高に助かる機能だと思っています。フィルム時代のマクロ撮影などどれだけ失敗したことか…笑

ミラーレスになり、カメラ本体にも手振れ補正があるのでオールドレンズ や手振れ補正非搭載のレンズを使う際も、無理に爆速シャッタースピードにしなくても手振れしにくくなりました。それまでは撮影を成立させるために、三脚を常に使うか、ISO感度なり、シャッタースピードなりの設定に皺寄せが行っていましたので、撮影の幅が確実に拡がりました。

アップデートまでは、せっかく追い込んだのに拡大表示を戻すボタンが微妙な位置で、カメラが動いてしまうという感じでしたが、このアップデートでマニュアルフォーカスの操作性が格段に上がりました。

実はZ8を導入して一番驚いたのはオールドレンズ のNIKKOR-S Auto50mmF1.4の描写の確かさでした。

カメラ内で多少補正がかかるとは言え、建物の廊下などで撮影すると水平も垂直もしっかり揃うのです。Zレンズの凄さで導入したはずのミラーレスで、逆にオールドレンズ の凄さを目の当たりにさせられた感じです。

 

新たに加わった鳥認証についても少し書いておこうと思います。Z9で試したのは800mm f/6.3でしたので、FTZを介したSIGMAとは単純比較できませんが、概ね良好です。

f:id:muramasachang:20240226153846j:imageNikonZ8+FTZⅡ+SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM

少なくとも、シングルポイントでAFして、3Dトラッキングに切り替えて追おうとして「えーっ!鳥いるんだけど…」って事は格段に減りました。きちんとグレーの枠ふたつで鳥認証と瞳認証とで追いかけてくれます。

 

特筆したいのは、このアップデートは、最新のAF機能を装備したカメラであるにも関わらず、マニュアルフォーカスで撮るユーザー、長年使い慣れたオールドレンズに拘るユーザーにもフレンドリーな対応であると言う事。

最近はリコールのアナウンスとか、色々ネットでは囁かれてますし、鬼の首を取ったかのようにネットで吠えてるアンチも沢山いますが、この辺りが、Nikonとユーザーの信頼関係に繋がっていると思います。

 

 

 

 

 

 

Nikon Z8が大幅アップデートしてファームウェアVer.2.00へ

購入1ヶ月程度で、まだ不満らしい不満も見えていない状況でZ8の大幅アップデートがきました。

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Nikonのアナウンスは

被写体検出に新たに追加した「鳥」専用のモードでは、さまざまなシーンでの鳥の検出性能が向上し、野鳥撮影をより強力にサポートします。また、あらかじめ設定した撮影条件を被写体が満たすことで自動で静止画・動画撮影できる「オートキャプチャー」機能も追加し、ユーザーの撮影の選択肢を拡げます。
さらに、複数枚のRAW(NEF)ファイルを専用ソフトで合成することで高い解像感の写真が得られるピクセルシフト撮影」も追加。16コマ、32コマでは約1億8000万画素の高解像度画像を得ることができるため、細かい装飾が施された建築物や美術品、昆虫の複雑な模様や構造といった被写体の色や質感、構造などのディテールを細部まで丁寧に描写することができます。
また、「リッチトーンポートレート」の追加によって、肌のディテールを描写する豊かな階調のポートレート撮影を実現。さらに、「美肌効果」をはじめとした他の機能との組み合わせにより思い通りの画作りをサポートします。

カスタムボタンに割り当てられる機能や操作ボタンのさらなる拡充、さらに、シャッターボタン半押しでの拡大表示の解除機能などの追加により、操作・機能面での使い勝手も向上しています。

…だそうです。

 

 

確かに、動物認証はありがたいけど、こと鳥に関してはそこまで高性能じゃないなぁ…とは感じてました。今回の鳥専用モードがどれだけ性能が上がったか楽しみではあります。

個人的に、筆者が一番歓迎なのは「シャッターボタン半押しでの拡大表示の解除機能」です。マニュアルフォーカス時に拡大解除するために、親指の位置を大幅に変えてボタンを押すと、微妙にカメラが動いてしまう。折角、本体手ブレ防止でオールドレンズなどを手持ちで撮れるのに…と思っていた所だったので、このユーザーフレンドリーな機能追加は嬉しい限りです。

 

何よりも新機能を搭載したから買い替えて…でなく、Z9、Z8をメーカーが熟成させていく姿勢が頼もしい。Nikonの開発陣が言っていた「10年使えるカメラを目指した」は、あながち大風呂敷ではない事が証明されている感じがします。

確か、Z9の方は既にVer.4.幾つまでファームアップをされている筈。売りっぱなしにしない企業の姿勢は、とても安心感があります。

元々、マウントの変更はユーザー目線で喜ばれない…と、一眼レフ時代に様々な過渡期がありながらFマウントを堅守したNikonですから、安心できるというのもありますが。

ファームアップが判る程度に使い込んでから再リポートします!

 

ピント微調整

新しいカメラを導入した際、サードパーティレンズのピント微調整が欠かせません。メーカーにカメラと一緒に送れば完璧に合わせてくれるようですが、マウントアダプターで流用している状況ですし、なによりおニューのカメラが手元を離れてしまうのは寂しいものがあります。なので筆者はセルフで調整します。

SIGMAはパソコンでピントを弄れるドック機能がありますが、筆者はカメラ側で合わせています。

 

f:id:muramasachang:20240214162729j:imageNikonZ8+FTZⅡ+SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM ピント微調整前

ピン甘は最初から気づいていましたが、買い替え当初はミラーレスの扱いに不得手である事が理由のひとつでもあると思っていました。カメラに慣れてきたタイミングで、やはりピントがかなり甘い事がわかったので軽めに調整してみました。

ピント合わせ用のチャートなどもありますが、筆者はその辺にある字の書いてある何か…で調整してます。大雑把ですが、それでも効果は充分でるからです。

 

f:id:muramasachang:20240214162753j:imageNikonZ8+FTZⅡ+SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM ピント微調整後

自宅でカメラを三脚などで固定して、撮っては調整を繰り返すだけですが、かなり改善します。これ以降はピント微調整後の写真のみ掲載します。

 

f:id:muramasachang:20240214202756j:image600mmのテレ端でこの大きさのヒヨドリ。本来、野鳥撮影としては暗いし遠いし狙うべき個体ではありませんが…

 

f:id:muramasachang:20240214202844j:image拡大してみると、この悪条件にしては結構しっかり写ってます。ピント微調整、してやったりと言ったところでしょうか。

 

f:id:muramasachang:20240214202837j:image結構、日照的に好条件、適度な距離で撮れたジョウビタキのメスは…


f:id:muramasachang:20240214202841j:imageなかなかのガチピン具合で、しっかり解像しています。

 

f:id:muramasachang:20240215015916j:image縦構図で図鑑的な特大トリミング仕様にしてもいけそうです。しっかりと羽毛が描かれています。

 

f:id:muramasachang:20240215220756j:imageピントがしっかりしてると、周りの景色から被写体がしっかりと浮かび上がるので、写真自体も雰囲気が良くなります。どのような場所にいるのか?を写し込む事で「野生動物である事」がしっかりと写真から読み取る事ができるのです。

ちょっと面倒くさい作業ですが、カメラ側で弄るだけでも格段に精度が上がります。筆者は撮った写真に眠さを感じたら、軽めの調整を都度するようにしてます。

 

 

 

雪中雪豹図…後編

動物園のスタッフの方々の尽力もあって11時に無事開園した多摩動物公園

当然、ライオンバス、園内のシャトルバスは運休ですので動物園最奥のユキヒョウ舎まで歩いて向かいます。

背の高い松の木から、時折り大きな雪塊が落ちてくるので頭上に注意しながら、多摩丘陵の地形を活かした園内を登っていきます。

 

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f:id:muramasachang:20240208095644j:imageNikonZ8 +FTZ Ⅱ+SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM

厩舎が見えた時点でユキヒョウが走り回ってるのが見えました。嬉しそうで元気いっぱい!時々雪を食べては舌舐めずり。夏場は足繁く通ってもなかなか会えないユキヒョウですが、さすがは寒いのが大好きな猫科動物、雪を堪能していました。


f:id:muramasachang:20240208095636j:imageNikonZ8 +FTZ Ⅱ+#nikonz8ftz2SIGMA60600mm

 11月の夏日で、落葉せずに枯れて木に残っていたのでしょうか?雪の重みで落ちた紅葉の葉が雪の上にコントラストを作っていました。

 

流石に消化不良気味だったので数日後に再訪しました。全てSIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSMで撮っています。拙い作例集にどうぞ。

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f:id:muramasachang:20240209161606j:imageNikonZ8+FTZ Ⅱ+SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM