独眼流正宗

独眼レフを操る 下手っぴ写真愛好家の場末の毒舌ブログです。「頭の中に漠然とある感覚や印象を、気分や感情に左右される事なく、言葉や文字に置き換える時に、それらは初めて明確な意思や思考になる。」そのための自己反芻のようなモノでもあるので、興味のない方はスルーして下さい。

写真を撮るにあたり、私は常に身体が不自由でここに来れない人の事を頭の中に思い描いて撮っている。

‪私は決して、有名ブロガーになりたいわけではありません。

 

では何故、貴重な時間を使ってブログを書いているかと言えば、頭の中に漠然と存在する感覚を、文字や言葉に置き換える時に、初めて明確な思考や意思になるわけですから、自分にとってブログを書く事は自己反芻という意味でも大切なプロセスだったりします。‬

 

 

 

写真にしても、決して上手い写真愛好家ではありません。

銀塩時代は露出をミスる事も多く、その確率がもっと低く出来れば職業として写真の道に進めたのかもなぁ…というレベルです。

 

ただし、シャッターを押す時に拘りがあります。

 

写真は常に「そこに来れない者のために記録する」という意識があるのです。

 

 

インターネットの普及で、様々な情報が身近になりました。時間とお金さえあれば自由に移動出来る我々ですら、その情報の恩恵は計り知れません。これが、からだが不自由な方ならどうでしょう。

見てみたいと思っていた景色が尽く、リトグラフのような毒々しい色や、奥行き感が消えたイラストのようになるまでゴテゴテと加工されていたら、余計に実際に見てみたいという思いが募ってしまうのではないでしょうか?

 

 

f:id:muramasachang:20200718145527j:image

Nikon Df + NIKKOR-S Auto 50mm F1.4

雨中のマニュアルフォーカスレンズでの撮影でパンフォーカスでバシャバシャ撮りまくった中の1枚です。傘を片手の手持ち撮影で、結構な雨で追い込みも甘く、手ブレもしていて本来なら人前に出すような写真ではありません。


f:id:muramasachang:20200718151818j:image

 Nikon Df + NIKKOR-S Auto 50mm F1.4 + Lightroom

無料版のLightroomで、SNSなどで頻繁に見かける画像のようにゴテゴテとレタッチしてみました。実際にはもっと強烈に加工されている画像も頻繁に見かけます。

確かに、ありふれた路地の写真が今まで見た事のない景色になります。

そしてピンボケもなんとなくレタッチの味のひとつ的にカバーされてしまいました。

 

 

こういう画像を発信する人達にとって、加工は目立たせるための手段なのだと思います。

 

この手の加工は誰が撮っても、同じような画質にする事が出来ます。大抵は、ただの繁華街や路地裏的な写真を撮る人が好む傾向が強いです。

 

SNSは、撮影の人気スポットなど、まるで定点撮影のように同じ画角の画像が並びます。

大した労力も要らずに、日常生活圏で簡単に撮れる写真なので、大勢の人が同じような構図で狙うのです。だからゴテゴテと加工して、自分の写真を目立たせよう、目立たせようとするのだと。

 

 

しかし、これが数年がかりで許可を申請して、やっと立ち入りと撮影が許可された被写体であるなら…こんな加工をするでしょうか?

 

山を何日も縦走しないと撮れないスポットに重たいカメラを持ち込むような、多大な労力を費やしてやっと撮れた絶景なら、こんな劣化加工をするでしょうか?

 

 

また、どう撮った写真であっても、同じようなトーンに統一できるので、手軽にマイアルバムを作品集的に纏める事ができるのも、この手の加工を好む人があとを絶たない一因でしょう。

 

それが「写し撮った統一感」ではなく、雑多なモノを加工して得られた「造られた統一感」だとしても。

 

ですが、結局はなんの努力もせずお手軽に求めることができる統一感など、なんの個性でもありません。実際に誰にでもやり方が解れば出来てしまうわけで、大量にこの手の加工をされた画像が出回っているわけですから。

 

 

 

はっきりと言えば、SNSで数千のいいねがついたとしても、それが「加工に頼った目新しさ」で未熟な技術力の誤魔化しであるならその先のプロ写真家の世界に橋がかかるような事はほぼありません。

 

誰でも労せず出来る事でプロになれるなら、美術系の大学で専攻したり、専門学校で写真を学ぶ必要はありません。

きちんと学んだとしても、職業カメラマンになれても独り立ちしたプロ写真家にはなかなか成れるものではないのです。

 

未熟な技術でも、多数の素人評価でセミプロまがいの人もいるので、その枠を狙えると考えていのかもしれませんが、そんなに運良く事が運ぶのは稀な例だと思います。

 

 

f:id:muramasachang:20200720023706j:image

 Nikon Df + NIKKOR-S Auto 50mm F1.4

 

f:id:muramasachang:20200720023555j:image

Nikon Df + NIKKOR-S Auto 50mm F1.4

 

f:id:muramasachang:20200720023632j:image

Nikon Df + NIKKOR-S Auto 50mm F1.4


f:id:muramasachang:20200720023514j:image

Nikon Df + NIKKOR-S Auto 50mm F1.4

私がオールド系のガラスレンズに拘る一番の理由は、それらレンズの齎してくれる現代のレンズとは違う透明感です。

 

 

写真は趣味の世界なので、個人の好きなようにすれば良いと思う反面、どうして没個性な細密イラストのような画質に劣化させて愉しめるのだろう?と、不思議に思ってしまうのです。

 

 

 

 

 

 

ISOオートという便利な機能が、撮影者の技術低下を加速させている。

皆さんはISOオート機能を使われていますか?

 

失敗しない為の便利な機能ですが、筆者はこの機能をOFFにしています。そして写真を始めてからカメラ任せで撮られている方々にも、この機能を使わないで失敗する事をお薦めしています。

 

今のカメラは全自動に近く、様々な撮影のファクターから自分が優先的に設定したい、ひとつの数値以外は、カメラの方が適切な撮影環境を整えて撮ってくれます。

エントリー、中級機ならシーン撮影モードというフルオート機能が備わっているので撮影者は構図を決めてシャッターを押すだけという使い方も可能です。

写真趣味歴の浅い人の殆どはボケ優先で「絞り(値)優先モード」で撮影してるのではないでしょうか?

 

そして走る新幹線や航空ショーなどの動体撮影に興味を持つと、今度は「シャッター(速度)優先モード」で撮り始める。

 

 

オート撮影ばかりの上に、ISO感度までオートにしていたら本当にカメラが撮らせてくれただけの、個性のない写真にしかならないのです。

 

 

例えば薄暗い明け方に蓮を撮りに行ったとしましょう。

ISOをオートにせず、画質優先で100に設定していたりすると、こんな事が起こります。

 

絞り優先で背景ボケを狙ったら、シャッターが1.5秒も開いた…とか、群がっているミツバチの羽を撮ろうとシャッター優先で1/4000で撮ったら真っ黒な写真が撮れた…など。

 

 

どちらもISOオートにしてしまうと、前者は3200くらい、後者は10000オーバーまでカメラが感度を勝手に上げて、失敗しないよう過保護に撮らせてくれるでしょう。

 

この失敗しない事が上達の最大の妨げです。

 

 

 

最近の若い人に、特に多いのですが、なんでもかんでもネットを駆使して他力本願で情報を集め、失敗しないように物事を運ぼうとする人が居ます。

 

ちょっと調べただけで、失敗しないで出来る事なんて、はっきり言えば底が透けて見えるほど浅いモノだけです。

 

カメラも同じです。カメラ任せで失敗しないからカメラが撮らせてくれるだけの無個性な写真しか撮れない。被写体もネットで見かける有名スポット。

そんなだから変な色味や質感にゴテゴテとレタッチして自分の写真を目立たせようとするのです。

 

何故、失敗したのか?を考え、それを踏まえた上で反復をしなくては、物事の上達などあり得ないのです。

 

 

例えば1/6000のシャッター速度のためにISOをすこし上げながら何度もトライ&エラーを繰り返す。こうやって最適な感度を見つける撮り方をするだけでも技術的な上積みに違いはあります。

少なくとも、カメラが選んだ適切なセッティングでなく、自分好みの画面作りをする一歩にはなる筈です。

 

 

昔のフィルムカメラは、当たり前ですが入れたフィルムの感度でしか撮影も出来ませんし、フィルムの感度も400が一般的。勿論、現像に出すまでどのような写真が撮れたか確認も出来ませんでした。

 

それと同じ条件で撮ってみれば、写真撮影とは如何に技術鍛錬と経験値が必要な世界であったか理解できると思います。

ISOは400に固定して、マニュアルモードで撮影後のプレビューを一切せずに24枚撮ってみれば、本当の意味であなたが有する技術が判断出来る筈です。

 

 

 

#ファインダー越しの私の世界

というタグが嫌いな話を前に書きましたが、大半の人の写真は

#ファインダーを覗いてシャッターを押しただけの写真

だったりします。

 

ピアノで言えば、初めてピアノを弾いた日からショパンエチュードが弾けてしまってるようなもの。

 

苦労もせずに手に入れたポジションなので、SNSでなどで目立とう、目立とうとばかりするのでしょう。

撮影趣味ではなく、SNSなどで自己顕示欲、自己承認欲求を満たす道具としてカメラを使っているような感じを受けます。

 

 

本当に苦心してモノにした写真だしたら、あんな変な画質と色にレタッチなんて、そうそう出来ないと思うのです。

 

 

 

 

おまけ

f:id:muramasachang:20200630020849j:image

三脚を立ててマニュアルモードでじっくりと追い込み、色味、質感とも実物とあまり差がなく撮れた蓮です。

こんな時はRAW現像もせずJPEG撮って出しで何も弄りたくない。これが撮る者の偽らざる気持ちなのではないか?筆者はそのように思うのです。

 

 

 

 

 

NikonDf + NIKKOR-S Auto 50mm F1.4作例集

以前の記事でプチ予告していた、 Df のオールドニッコールによる作例集です。

誰も期待してなかったと思いますが、有言不実行だと日本政治家みたいになってしまうので、責任をもって記事にしたいと思います。笑

 

 

このページの写真は全てNikon DfNIKKOR-S Auto 50mm F1.4で撮影されたものです。

 

COVID-19の影響もあり移動規制前に撮っていた写真が殆どです。

だったらさっさと更新すれば良かったのに…というツッコミは既に自問自答しております。笑

 

オールJPEG出し、三脚の記載が無いものは全て手持ち撮影です。

 

高尾山

先ずは、冬の高尾山です。鉛ガラスレンズ特有のクリアな画質が、冬の澄んだ空気感を描写するお手伝いをしてくれました。

f:id:muramasachang:20200620184055j:image

終始曇天でしたが、下山中に一瞬だけ陽射しが出たタイミングもあり、玉ボケならぬ不等辺七角形ボケです。

 

f:id:muramasachang:20200620185752j:image

高尾山薬王院は朱塗りが濃くて意外にフォトジェニックでした。写り込んだ方々の格好も、ケーブルカーと緩い斜度の舗装路だけでも登れる高尾山ならではの普段着感覚で、言われなければ冬季の山の上の写真とは感じませんね。

 

f:id:muramasachang:20200620192521j:image

冬の柔らかい陽射しは、被写体として大好物だったりします。


f:id:muramasachang:20200620192410j:image

カモメヅルの綿毛だそうです。高尾山に自生するのはとても珍しいとの事。辺鄙な傾斜地で身体の保持が出来ず、若干手振れしてる感じですが鉛ガラスレンズの透明感だけ愉しんで頂ければ幸いです。

 

鹿島神宮

移動規制が掛かる前、ガラガラの高速バスに乗って鹿島神宮にも詣でてみました。人生初の鹿島神宮です。COVID-19が蔓延しないよう祈ってきましたが…果たして御利益はあったのでしょうか?幸いにも筆者の身の回りには感染したという話は出ておりません。

f:id:muramasachang:20200620192433j:image

有名な御手洗池(みたらしいけ)です。画像検索すると、青池のようにターコイズブルーになるまでレタッチされまくった画像ばかり出て来ますが、実際は狭い人工の水場なのでこんなものです。

 

霊験あらたかな被写体をあらたかスポットと呼ぶようにしているのですが、オールドニッコールの映し出す透明感は、その雰囲気を巧みに切り取ってくれています。


f:id:muramasachang:20200620192332j:image

なかなかのあらたか度ではないでしょうか?残念ながら、私の写真の腕ではありません。鉛ガラスレンズの透明感の為せる業です。オールドレンズで、三脚を立ててしっかりと追い込めば誰でも撮れる写真です。

 

f:id:muramasachang:20200621174732j:image

楼門です。光量のある場所ではオールドレンズと現代のレンズの差はあまり感じられないかもしれません。ただパンフォーカスでバシャバシャ撮れる感覚は現代のAFレンズとは違った楽しさがあると思います。


f:id:muramasachang:20200620192456j:image

規制前でしたが、あまり詣でている人が居らず本殿も少し待機するだけで、ご覧のような人払い写真が撮れました。遠目からなので丁寧に詣でていた方を合掌のタイミングでフレーミングさせて頂きました。

 

f:id:muramasachang:20200621081330j:image

奥宮は完全にパンフレットのような人払い撮影。撮影技術がパンフレットレベルでないのが残念です。笑

 

 

鹿島宇宙技術センター

鹿島詣とは別に、2019年の度重なる台風で破損し、そのまま修理せずに取り壊しになる直径34mのパラボラアンテナの最後の勇姿を観に、鹿島の宇宙技術センターも訪れました。f:id:muramasachang:20200620192353j:image

もうダメージを負ったパネルは全て剥がされ、解体を待つのみです。これはこれで、とてもレアですね。

 

f:id:muramasachang:20200620192720j:image

実は、免許取り立ての頃に鹿島のパラボラアンテナ完成のニュースをテレビで見て、夜中のドライブで都内から観に行った、思い出の地でもあります。

 

f:id:muramasachang:20200621075459j:image

あの時は夜中で敷地外からでしたが、真新しくて大きさに感激した記憶があります。道路も今のように綺麗でなかったし、外灯も殆どない真っ暗な中に、ぼおっと白いアンテナが立っている光景は少し異様にも感じました。

 

f:id:muramasachang:20200621080125j:image

コーティングも現代のレンズとは違うので、逆光で撮ると盛大にゴーストが出ます。昔はゴーストを出さないよう、あれこれ工夫して撮ってましたが、今となっては敢えて「古いレンズの御愛敬」といった感じで、ゴースト込みで撮影するのも有りかもしれません。

 

凡作群ですが、無くなってしまう遺産なので少し多めに載せています。兎にも角にも、30年お疲れ様でした。宇宙空間からの様々なデータをこのアンテナが受信して、宇宙時代の石杖を築いたのかと思うと感慨深いものがあります。

 

來宮神社

熱海旅行の定番である來宮神社。御神木でもある大楠はなかなかのあらたかスポットです。

f:id:muramasachang:20200621060617j:image

推定樹齢二千年。「不老長寿」「無病息災」の御利益だけでなく、伊豆地方のキノミヤ(木宮)信仰の象徴との事。


f:id:muramasachang:20200621204058j:image

長年、風雪や天災にも耐えた木肌は風格に満ちていました。


f:id:muramasachang:20200621060638j:image

お水取りの行事もあって、当日は数時間待ちになる事もあるとか。個人的に、水と柄杓の金属の質感は、このNIKKOR-S Auto 50mm F1.4の描写力の中でも特に好みの部分です。

 

浅草

やはりオールドニッコールの真価は、夜や暗所での透明感。と、いうわけで夕方から夜にかけて浅草周辺で撮影してみました。

f:id:muramasachang:20200621211348j:image

夕景の隅田川吾妻橋から。駒形橋やビルに火が灯り始めて独特の雰囲気になる、この時間帯はフォトジェニックで大好きです。

 

f:id:muramasachang:20200621215301j:image

夕景は晴天も良いですが、雲が多く出ている日も程よいアクセントになって楽しいものです。暗くなってからの吾妻橋は他の記事をご参照下さい。

 

f:id:muramasachang:20200621215852j:image

雷門を信号の向かい側から。本体のRAW現像だけで、大提灯にピンを置きながら、門の前の人達のそれぞれのストーリーが想像出来るような写真に仕上がりました。これもMade in Japanのガラスレンズの透明感が為せる業です。

 

f:id:muramasachang:20200621233432j:image

宝蔵門五重塔浅草寺境内は三脚禁止になるため手振れ補正の無いオールドレンズには不利になりますが、なんとかあまりISOを上げずに撮る事が出来ました。

 

f:id:muramasachang:20200622000240j:image

人通りのなくなったお祭り商店街西参道。シャッターが閉じられ看板だけ点灯している風景は地元の人以外はあまり見慣れぬ景色で、足を止めて何度もシャッターを切りました。

 

f:id:muramasachang:20200622000905j:image

アーケードではない商店街はまた違った色味の景色になります。個人的には暖色系の照明のアーケード街より、少し寒々しいこちらの方がオールドレンズには合っているような気がします。


f:id:muramasachang:20200622000919j:image

夜の浅草のもうひとつの顔である半露天の飲み屋街。Df を抱えて歩いていると趣味カメラマンにあまり見えないのか、呼び込みの方々が物凄く遠慮がちに声を掛けてくるのが印象的でした。笑

 

 

 

 

写真だけ載せようと思っていましたが、味気ないので一枚ずつ簡単な解説を書いてみました。

拙い作例集ですが、何かの判断のお役に立てば光栄です。

 

オールドニッコールデジタル一眼レフ機に装着すると、機種によっては壊してしまうこともあります。レンズの製造年代でも違いますし、改造されている物で本来オールドレンズを着けられないカメラにも装置可能になっているレンズもあります。

かなり複雑ですので、ご自身が使われている機種に装着可能であるか?は、十分に調べてからご購入下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR という旅行コレイチなレンズについて。

AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRは、巷では「小三元」などと呼ばれているレンズです。

広角端から望遠端まで最小絞り値がF4で一定させられるレンズで「F4通し」などと呼ばれているものです。

 

 

いわゆる標準ズームのカテゴリーでありながら24-120mmの焦点距離を持っていて、「F2.8通し」の「大三元」などと呼ばれているハイエンドズームレンズと違い、手頃な価格帯でより高倍率なところが嬉しいところです。

Nikon 標準ズームレンズAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR フルサイズ対応

Nikon 標準ズームレンズAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR フルサイズ対応

  • 発売日: 2015/10/22
  • メディア: エレクトロニクス
 

 

 

発売から約10年が経過していますが、その見た目も性能も古さを感じさせません。

 

現代のカメラはISOで感度が上げられるので、1/6000秒などで瞬間を捉えるような撮影シチュエーションを必要としない限りF4通しで事足りると思います。

 

なによりも24-120mmの焦点距離は旅行のコレイチレンズとして万能です。

 

 

ワイド端24mmがあれば、建造物や構造物は、よほど下がって写角を確保できないような立地に建っていない限り、大抵はファインダー内に収める事が出来ます。

 

f:id:muramasachang:20200603130419j:image

(Nikon Df +AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRー24mm f/5)

 

自然の風景も広角で切り取る方が、標準レンズの画角より写真的な広がりを演出出来ます。

f:id:muramasachang:20200606133137j:image

(Nikon Df +AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRー24mm f/22)

 

ズームレンズのもうひとつの利点は、ちょっと邪魔なものが写り込む時にズームで画角を整えられる事です。

 

f:id:muramasachang:20200606132917j:image

(Nikon Df +AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRー38mm f/10)

単焦点の描写力はとても魅力的ですが、写角が限られる時に、ズームが出来ると写し込みたくない柵や注意看板、カラーコーンなどをフレームアウトさせる事が出来てとても便利です。

 

広角域から始まるズームレンズで撮った写真のデータを見てみると、驚くほど広角端で撮った写真が少ない事に気付かされます。

f:id:muramasachang:20200606133858j:image

(Nikon Df +AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRー28mm f/7.1)

これは何らかの画角の微調整をズームで行っている紛れもない事実で、同じ画角の写真を単焦点で撮ろうとした場合、自分で撮影位置を前後して画角を作らなければならないわけです。車道に出なければならなかったり、柵があって近寄れなかったり、橋の上からだったりで物理的に調整不可能な場合も多々あります。

やはりそのような時にはズームレンズの有用性を痛感せずにはいられません。

 

 

 

そしてテレ端120mmは、ふいに見つけた花の撮影などにも充分対応出来ますので、観光メインの旅行などは本当にこれ一本あれば様々なシーンで活躍してしてくれる事間違いなしです。

f:id:muramasachang:20200606134307j:image

(Nikon Df +AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRー120mm f/4)

少しトリミングしましたが、路肩が非常に狭く、結構な交通量があり、普通に歩くのも少し怖さを感じるような溪谷沿いの街道で、法面に咲いていたユキノシタです。

レンズを変える事なくサッと120mmで捉える事ができました。

 

 

f:id:muramasachang:20200601205809j:image

(Nikon Df +AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRー120mm f/7.1)

f:id:muramasachang:20200602055432j:image

(Nikon Df +AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRー120mm f/9)

高幡不動尊に咲く紫陽花も撮ってみました。ボケ味は素直で、バックに朱塗りの寺社建築物が在るのがしっかりと判断出来ます。

 

シチュエーションによっては二線ボケになりますので、好みがありますからボケが汚いと仰る方もいますが、個人的にこのくらいのボケ具合は好きな範疇です。

 

 

 

幾つかシチュエーションを変えた作例を載せておきますので、拙い写真ながらボケ味の判断材料になればと思います。

 

f:id:muramasachang:20200606135132j:image

(Nikon Df +AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRー52mm f/4)

 

f:id:muramasachang:20200606135712j:image

(Nikon Df +AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRー82mm f/4) 

 

f:id:muramasachang:20200606141335j:image

Nikon Df +AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRー98mm f/8)

 

f:id:muramasachang:20200606140350j:image

(Nikon Df +AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRー120mm f/8)

 

f:id:muramasachang:20200606140635j:image

(Nikon Df +AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRー70mm f/5)

 

f:id:muramasachang:20200606140803j:image

(Nikon Df +AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRー120mm f/5.6)

 

 

また、ナノクリスタルコートの恩恵も絶大です。

f:id:muramasachang:20200602061229j:image

(Nikon Df +AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRー75mm f/6.3)

逆光で陰影の強い写真を撮りたいときにはフレアやゴーストはかなり悩ましい存在です。この反射光対策で、撮りたい画角から泣く泣く逸れて撮った経験がある方も少なくないのでは?

ナノクリスタルコートは、反射率がかなり抑え込まれていて、光源をあまり気にする事なく狙いたい構図を切り取る事が可能です。

普段、オールドニッコールを好む筆者も、このナノクリ効果には脱帽です。

 

 

そして、皆さん大好きな玉ボケについても。

f/4なので盛大に…という訳ではありませんが、嫌味のない程度に玉ボケします。

f:id:muramasachang:20200602064344j:image

(Nikon Df +AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRーf/6.3)

玉ボケの為に絞りを開き過ぎて、肝心の花の方が被写界深度が浅く、全体的にピン甘になっている写真を結構見かける事があるので、ナノクリの逆光耐性と合わせて、この程度の方が使いやすいのではないか?とも思います。

 

 

手振れ補正は3.5段。普段、手振れ補正の無いレンズを多用する筆者には非常に良く効く印象です。しかし、ミラーレスの本体+レンズの超強力な補正に慣れた人には物足りなく感じるかもしれません。

 

 

ピント精度はやはり光学メーカー純正の強み。

f:id:muramasachang:20200606143309j:image

(Nikon Df +AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRー78mm f/4)

ちょっとピンを悩みそうなこんな撮影でも、ストレスなくピント合わせをしてくれます。

手持ちでサッとレンズを向けただけの何気ないショットですが、とても正確です。

 

 

 

写真好きにとって、カメラの無い旅行は楽しさ半減。それどころか意義を感じられない人も居るのではないかと思います。

しかし、誰かと行く旅行を撮影のための日程にしてしまうのも失礼極まりない。

 

家族やパートナーに、旅行の度にレンズを大量に持ち運ぶ事を多少なりとも疎まれているのなら、迷わずAF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRをお薦めします。

 

旅の楽しさをスポイルせずに、写真趣味も満たす事が出来る逸品と言っても、過言ではありません。

 

 

 

オールドレンズと称して、絞りを適切に絞れてない写真が、SNSに溢れている件について

携帯電話やスマートフォンの撮影機能から写真に目覚め、一気にプロが使える程のクオリティを持つミラーレスカメラを買ったような人に非常に多く見受けられるのですが、絞りを開き過ぎで撮っている人があまりにも多すぎる気がします。

恐らく写真に目覚めた理由の大半が「被写体以外をボケさせる」事への憧れだったからではないか?と、思います。

数年前からスマートフォンでは合成でボケを演出できる撮影機能を売りにした機種が存在する事からも伺い知る事ができます。

 

絞りの甘さに関しては、実はカメラ趣味歴3〜4年という方々も、完全に勘違いをしているのではないか?と、疑いたくなるような人が、かなり多くいるように思います。

SNSが活動の主戦場だと、駄目な写真にもフォロワーの数に比例して「いいね」や称賛のコメントが付くので、それが間違った撮り方による結果であるとは思っていないようで、白トビ写真を何度も投稿されていたりするからです。

何度も言いますが、SNSでの評価やコメントは「必ずしも、それをしてくれた人が正しい判断が出来る上での評価」というわけではありません。

ぶっちゃけ、コメント欄とかを眺めていると、同じ趣味の女性とお近づきになりたいがために、いたって平凡な写真にヨイショしまくってる男性が非常に目に付きますし。

 

 

はっきり言えば絞りを開くというのは、暗所などで被写界深度を犠牲にしてでも撮影したい被写体がある時に使う飛び道具であり、適切に光量をコントロールできるプロの表現手段であって、決して安易にボケさせるためだけの機構ではありません。

 

フィルム時代は、ISO100が標準。70年代後半から主流になったISO400が所謂高感度フィルムで、特殊なISO3200などの超高感度(超高額)ネガフィルムなどは素人の使う物ではありませんでした。今のように天井知らずで感度を上げられるなんて夢のまた夢。

明るいレンズは本来は暗所でシャッタースピードを稼ぐためのものなのです。

 

スポーツを撮影するプロカメラマンが高額な大三元と呼ばれるF2.8通しのズームレンズを使うのは、シーンによってズームを動かすシチュエーションであっても、F値が通しならシャッター速度が一定に保たれるからです。

動きの速い選手をズームしたらシャッター速度が遅くなり、決定的瞬間がブレブレで撮れてしまっては仕事になりません。

つまり明るい場所であれば、静止している被写体に開放値を上げてシャッター速度を稼いで撮る意味は全く無いのです。

野鳥、本格派の撮り鉄、航空ショー好きの皆さんが、揃いも揃って高額な明るく巨大なレンズを使うのは、動きの速い動体を撮るための必要に迫られての事なのです。

 

そして、上級者が不必要とも思える超望遠レンズに接写リングをかまして花などを撮るのは、絞りを絞って被写界深度を稼ぎ、花全体にピントを合わせながら超望遠レンズ特有の前後のボケが欲しいからです。

ボケのために花の中心にしかピンが来ていない花の写真と、花全体にピントが合っていながらしっかりと背景がボケている写真の違いは、簡単に言ってしまえばこういう事になります。

絞りというのは被写体のためにあるものであり、背景のためにあるわけではありません。

 

ミラーレス一眼だとアダプター介してレフ機のレンズが使えます。フランジバックはレフ機より確実に短いので、それこそアダプターさえあれば様々なメーカーレンズが使い放題。そこで安くて高性能のオールドレンズに手を出す人が増えたのですが、ここが落とし穴です。

 

最近のカメラは殆どフルオートで良い塩梅にカメラが勝手に設定してくれます。

しかし電子接点が無いレンズは、測光すらしてくれません。つまり晴天の日中などに「絞り優先モード」で安易にボケさせる為に絞りを開くと、完璧に露光オーバーになり画面全体が白っぽくなってしまいます。 

 

 

 

三脚に据えて、絞り優先モードで一段ずつ絞り設定だけ変えて撮ってみました。

f:id:muramasachang:20200311153930j:image(NikonDf + NIKKOR-S Auto50mm F1.4)

 

f:id:muramasachang:20200311154046j:image(NikonDf + NIKKOR-S Auto50mm F2)

 

f:id:muramasachang:20200311154143j:image(NikonDf + NIKKOR-S Auto50mm F2.8)

F1.4からF2.8は誰が見ても白トビしていると思うのですが、こんな感じの写真を平気でSNSに上げている方が結構います。

 

f:id:muramasachang:20200311154217j:image(NikonDf + NIKKOR-S Auto50mm F4)

そしてF4で撮った写真。SNSのポートレートなどに溢れている感じのですが、これでもまだ適性ではありません。シャッター速度は絞り優先での、このカメラの限界である1/4000秒ですが、まだ光が強すぎて画面全体が白トビしている状況なのです。

最近カメラを始めたような方々は、このような写真をフィルムっぽいと言ってありがたがる傾向にあるようですが、フィルム時代であっても、これはただのヘタクソが撮った写真です。

 

20世期末に大ブームになったレンズ付きフィルムは、なんの調整も出来ないので、そのような露光オーバーの写真になる率が高かっただけで、それがフィルムっぽさなどでは断じてありません。

 

f:id:muramasachang:20200311155153j:image(NikonDf + NIKKOR-S Auto50mm F5.6)

 

f:id:muramasachang:20200311155208j:image(NikonDf + NIKKOR-S Auto50mm F8)


f:id:muramasachang:20200311155223j:image(NikonDf + NIKKOR-S Auto50mm F11)


f:id:muramasachang:20200311155135j:image(NikonDf + NIKKOR-S Auto50mm F16)

F5.6まで絞るとようやく空の色がしっかり出てきます。そしてF8かF11で、ようやくこの日の空の色に近くなってきた感じです。この2枚ならRAW現像で見たままの色味に近づけられる思いますし、仮に少し暗く撮れてしまったF16の写真でもRAW現像の持ち上げ方次第で、充分に使用可能な範囲です。

 

白トビして写ってないものはどうにもなりませんが、暗くなった画像は現像で浮かび上がらせる事が可能なので。

 

 

 

これまでのオートフォーカスレンズは、あなたがボケのために、かなり無謀に絞りを開いた設定にしていても、カメラがシャッター速度を上げまくる事で白トビしないように制御してくれていただけで、同じような感覚でオールドレンズを絞り優先モードで絞りを開いて撮ると、自動測光で制御してくれないので白トビ写真が撮れるだけなのです。

本来、経験則がなく、カメラ任せで写真をカメラに撮って貰っていて、それが白トビしている事すら判断できないような人は、電子接点の無いマニュアルフォーカスレンズに安易に手を出すべきではないと思います。

 

どうしても使ってみたいのであれば、露出計を買って被写体への適切な露出というものを調べたり、現在使っているレンズに付け替えて同じ被写体を狙い、カメラが同じF値で推奨する適切な露出時間(シャッター速度や露出補正の±)を確認しながら、きちんとした設定を把握しながら学んでいく事をお勧めします。

 

 

 

Nikkor-S Auto 50mm F1.4

Nikkor-S Auto 50mm F1.4は1962年に発売されたレンズで、いわゆる一昔前の標準レンズがこの50mmF1.4になります。

f:id:muramasachang:20200207194623j:image

F1.4と明るいレンズではありますが、口径が小さいので現代の大口径レンズのように被写界深度が浅過ぎてコントロールが難し過ぎるという事はありません。

最近のレンズのように過保護にコーティングされて逆光でもガンガン撮影できるような時代のレンズではありません。開放付近ではフレアが出やすいですが、この時代のレンズでは当たり前でした。

少し絞り込んだF4くらいでテーブルフォトなどを撮ると自然なボケを愉しめるレンズです。

f:id:muramasachang:20200214150631j:image

Nikon Df + Nikkor-S Auto 50mm F1.4(置きで撮影)

 

F2まで絞ると、ピーキーにならずにボケボケになります。

f:id:muramasachang:20200214150845j:image

Nikon Df + Nikkor-S Auto 50mm F1.4(置きで撮影)

 

三脚固定のマニュアルフォーカスが定石のブツ撮りならオールドニッコールと言われなきゃ判らないと思います。

f:id:muramasachang:20200214005105j:image

Nikon Df + Nikkor-S Auto 50mm F1.4(三脚撮影+トリミング)

 

 

また風景写真もF4のパンフォーカスである程度まで撮りきれてしまう、とても楽なレンズでもあります。

私の稚拙な写真ではありますが、百聞は一見にしかずではあるので、何点か作例的な写真を載せてみます。

f:id:muramasachang:20200207033002j:image

Nikon Df + Nikkor-S Auto 50mm F1.4(手持ち撮影)

 

f:id:muramasachang:20200207170901j:image

Nikon Df + Nikkor-S Auto 50mm F1.4(手持ち撮影)

 

f:id:muramasachang:20200207081158j:image

Nikon Df + Nikkor-S Auto 50mm F1.4(手持ち撮影)

 

f:id:muramasachang:20200207081257j:image

Nikon Df + Nikkor-S Auto 50mm F1.4(手持ち撮影)

 

f:id:muramasachang:20200210212625j:image

Nikon Df + Nikkor-S Auto 50mm F1.4(手持ち撮影)

 

 

程度によりますが、現在3000円から9000円くらいの間で売られているレンズ。

マウントアダプターを介せばミラーレスカメラなどでも使う事が出来るので、興味のある方はお試ししてみると良いと思います。

 

マニュアルフォーカスは楽しいですよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

上達のコツは、客観的に自己を判断する際にどれだけ否定的になれるか!

写真趣味に限った事ではありませんが、初心者であれば、たとえエントリー機であろうと、ひとつの物を使い倒すトライ&エラーから得られる経験値は膨大です。

逆に経験2〜3年程度の内から機材をアレコレ買い漁っては、エラーに気付けないで歳月のみを浪費する事になります。

 

否定的に判断する材料がないわけですから、上達など望むべくもありません。

 

機材による差なのか?自分の技術の未熟さが招いた結果なのか?そういった判断は、ひとつの機材をとことん使い込むことによって得られる経験則であり、一足飛びには得ることは出来ないのです。

 

写真のいろはも判らない内から、投げ売られているオールドレンズや、フィルム時代の高級機をオークションなどで買う人が多く、SNSには露出オーバーの画像が「味がある」「雰囲気が良い」として語られてしまっています。

f:id:muramasachang:20200212151159j:image

 

でも、それらを作品として堂々と載せている方々に問いたい。

デジタルカメラで撮影後、確認画面でその白いスプレーを噴霧したかのような画像が映し出されたら…撮り直しませんか?と。

 

その得られた結果は、あなたがデジタルの制御された状態でしか写真が撮れないという未熟さと、撮影後確認出来ないフィルムカメラの難しさの証であるだけで、フィルムやオールドレンズが齎した付加価値などでは、断じてありませんよ!

 


図書館に行って20世紀に刊行された写真集をご覧なさい。当時のデジタル技術は稚拙で、その殆どが銀塩で撮られた写真です。(一部の実験的な写真集は除く)

特にネイチャー写真や取材同行などは、記録のための側面もあるのでカリッカリです。

それがフィルムと、現在オールドと呼ばれる当時のレンズの正しい使い方です。

 

エントリー機や中古機を買って、毎日足繁く撮影に出掛けている方々の写真は、未熟ではあっても目を見張るほどの上達があります。

 

私も若い頃に、フィルム代や現像代の事を考えずに、毎日毎日、何百枚も写真が撮れていたら、どんなに楽しかっただろうと思います。

私が何十年も掛けて得た事を、彼等は1年で出来てしまうのですから、羨ましい限りです。

 


反対に、初心者の内からレタッチで塗り絵のような写真にしたり、機材をアレコレ試す事に躍起になっている人は、本当にもったいない。


私も拘束時間の異常に長い仕事でなければ、こんなブログなどやっていないでしょう。時間があれば毎日写真を撮りに出掛けたいです。


写真は撮らないと上手くなりません。写真に限らず全ての物事には「反復からでないと得られないものがある」のです。頭でどんなに理解しても出来ないものが必ずあるのです。

 

私の若い頃には、反復には莫大な資金が必要でした。


写真趣味は、これだけ反復に適した過保護な環境になりました。

 


やらないなんて、もったいなさ過ぎでしょ?

 

<関連記事>

初心者はInstagram等のSNSで交流すると写真が上手くならない - 独眼流正宗